クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!

白狼

31話 ミミック

 この世界に来てからもう半年が過ぎた。
 なんか、本当に一瞬の出来事のように思えてくる。
 俺たちは、だいぶ力を付けみんなダンジョンの100階層までなら行けるようになった。
 まぁ、俺は今、200階層に到達してボス戦が終わったところだ。
 200階層といえばSS冒険者が5人ほどのパーティを組まないと来れないらしい。
 それを俺たちは、俺とユイだけでここまで来た。
 ユイはこの期間でだいぶレベルが上がったらしい。
 そして夜にもちゃんとシェレールさんを連れてここに来ている。
 シェレールさんもだいぶレベルが上がったらしく200階層でも十分に戦えるくらいの強さだ。
「なぁ、そういえばこのダンジョンって何階層まであるんだ?」
「うーん、このダンジョンってまだ完全に攻略されていなくて今まででもここ、200階層までが限界らしいわ。」
「へぇ、そうなんだ。じゃあここからは誰も足を踏み入れたことがないってこと?」
「そうなるわね。だから十分に注意しながら進まないと。」
「ああ、そうだな。それじゃあ進もうか。」
「分かったわ。」
 俺とユイはまだ誰も足を踏み入れたことのない201階層に行った。
 それから数時間後。
「案外普通なのね。」
「ああ、そうだな。全く変わったところがなかったな。」
 俺とユイは201階層を探索し尽くした。
 これといって変わった様子などなくいつも通りだった。
 魔物の強さも少しは強くなったかな?ってくらいの強さだった。
 それとトラップもあったがどれも見たことのあるやつで対処が簡単だった。
「この調子ならまだまだ全然簡単そうだな。」
「ええ、そうね。でもやっぱり201階層だけあってとっても広かったわね。」
「ああ、そうだな。探索するだけで数時間かかったな。」
「そろそろ戻る?」
「ああ、そうだな、戻ろうか。」
 スキル 転移
 俺たちは、スキルの転移を使って集合場所の少し手前まで転移した。
 それから集合場所まで行き、全員揃ってから俺たちは王城へと帰った。
「で、今日から201階層に行ったんだけどまだ前の階層と全く変わってなくてまだ余裕があるよ。」
 俺は、今日の出来事をシェレールさんに話していた。
「そうなんですね。それなら私も十分に戦えますかね?」
「ああ、多分今のシェレールさんなら余裕だろうな。」
「ふふっ、ありがとうございます。でも、ちゃんと気を引き締めていきますね!」
「ああ、そうだな!まぁでも、シェレールは俺が守るよ。」
 だって、王女様に何かあったら大変だもんね。
「っ!!は、はい、頼りにしてます。」
 シェレールさんは顔を赤くして俯きながらそう言った。
「ああ、まさせとけ!」
「あ、でも柊さんが怪我した時は私に言ってくださいね!」
「その時は頼むよ。まぁ、怪我なんてそうそうしないと思うけど。」
 俺たちは、それから数十分紅茶を飲んだりシェレールさんが作ってくれたお菓子を食べながら話していた。
 そろそろ夕食の時間なので俺たちは、2人でそのまま食堂へと向かった。
「あ、柊君とシェレールさん、今来たの?」
「ああ、そうだよ。」
「ちょうどいいタイミングね。早く行きましょ。」
 俺とシェレールさんが王城の廊下を歩いていると途中でユイと白井がいた。
 俺たちは、一緒に食堂へ行きいつも通りの席に座り夕食を食べた。
「それじゃ、また夜にお願いしますね。」
「ああ、分かってるよ。」
 俺とシェレールさんは、今日の夜もダンジョンへ行く。
 もうだいぶレベルが上がったと思うんだけどまだ行くなんて余程強くなりたいんだろうな。
 それから夜中になり俺は、シェレールさんと待ち合わせ場所にしている場所に着いた。
「あ、悪い。待たせたか?」
 俺は、先に来ていたシェレールさんに一言お詫びを入れる。
 一応俺も待ち合わせの30分前に着いたんだけどな。
「いえ、そんなに待ってませんよ。私も今来たところですので。」
「そうか、良かった。それじゃ早速行こうか。」
「はい。」
 スキル 転移
 俺は、今日行った201階層まで転移した。
「もうここは探索し尽くしたから下の階に行こうか。」
「わかりました。」
 俺とシェレールさんは、下に続く階段を降りる。
「やっぱり今までと変わらないな。」
「そうですね。ですがそうその方がやりやすいので私としては助かります。」
「まぁ、確かにそうだな。」
 今1番機にすることは安全面だからな。
 無茶をしてシェレールさんに傷をつけるわけにもいかないし。
「それじゃ202階層を探索しましょうか。」
「ああ、そうだな。」
 俺たちはそれから数十分間、202階層を探索していたが今、目の前に不思議なものがある。
「宝箱?」
「ええ、宝箱ですね。それも3つもあります。」
 俺たちの目の前にあるのは宝箱3つだ。
「開けてみます?」
「あ、ちょっと待って。」
 スキル 気配察知
 俺は、この宝箱に気配察知を使う。
 やっぱりか。
「この宝箱2つは、ミミックという魔物だ。」
「ミミックですか?その魔物なら聞いたことあります。確か、宝箱に化けて人を襲うと。」
「へぇ、そうなんだ。俺のいた世界と一緒だね。」
「ですが、2つということは一つだけ本物なんですか?」
「ああ、そうだよ。」
「それならほかの魔物が現れる前に取っておきましょ!」
「そっちの宝箱が本物だ。」
「はい。何が入ってるのかなぁ?」
 シェレールさんが楽しそうに宝箱の中を確認した。
 その中にはーーーー

「クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • ダイアーさん

    ちょっと噛んじゃったんですね、わかります

    1
  • ノベルバユーザー284771

    まさせとけ!

    0
  • ノベルバユーザー282808

    まさせとけ!!!!
    パクりましたすいません

    0
  • ノベルバユーザー272743

    まかせとけがまさせとけになってる部分あった

    0
  • ノベルバユーザー89126

    まさせとけ!!!!!

    1
コメントをもっと見る / 書く