クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!

白狼

70話 休息

「ただいま〜。」
 俺は、みんながいた場所へ戻ってきた。
「柊さん!」
 シェレールさんは、俺が戻ってきたと同時に俺の胸へと飛び込んできた。
「ただいま、シェレールさん。」
「おかえりなさい!」
 シェレールさんの俺を抱きしめる力が少し強くなった。
「ほら、心配いらなかっただろ?」
「それは、そうですが……心配するんです!」
「ははっ、そりゃ悪かったな。でも、ゴメンな、不安な思いさせて。」
「本当です!いつもいつも心配をかけて!こっちは、どんな思いで柊さんのことを見ていると思っているんですか!?」
「悪かったって。本当に反省してます。」
「もっとしてください!」
「はい。」
「ねぇ、二人とも、私たちがいることも忘れてない?」
「「え?」」
 俺とシェレールさんが周りを見渡すとギルたち男陣とコルンは、こちらをニヤニヤして見ていて、コルンを除ける女性陣は、こちらをジト目で見ていた。
 ここで言っておくとリルは、宿に残してきた。こんな所にいたら危ないからな。
 それとリルのお世話をココとルルに任せたので二人もここにはいない。
「こんなところでイチャイチャして!」
「はぅ〜」
 シェレールさんは、顔を真っ赤にさせて手で顔を隠した。
「ったく、………私だってすごい心配したんだけど(((ボソ」
「ルビーちゃん、柊君を狙うならまず一番大きい敵は、シェレールさんだからね(((ボソ」
「は、はい、確かに今の状況じゃ完全に不利です(((ボソ」
 ユイたちは、ボソボソと何か言っている。
「それで、リュウ。あいつは、倒したのか?」
「ああ、もちろん。」
 俺がそう言うとみんな安堵の表情をうかべた。
「さてと、残っている魔物を倒すぞ。」
 魔物は、だいぶ減ってはいたがまだ1万くらい残ってる。
「リュウ、お前も戦うのか?」
「ああ、そりゃそうだろ。」
「柊さんは、少し休んでいてください!」
「いや、さすがにあの数をギルたちだけじゃ大変だろ?」
「何言ってるのよ、次は、私たちも行くわよ。」
「は!?ユイたちも!?危険だ!」
「疲労しているあなたよりは、マシと思うわよ?」
「うっ!」
「私も魔力を使い果たしたので柊さんのことを見ていますね。」
 シェレールさんは、そう言って俺の腕を掴んできた。
「あ、私も戦闘に使える魔法は、あまり持ってないと思うので私もリュウを見ています。」
 ルビーもそう言って俺の腕を掴む。
「それじゃ二人とも頼んだわ!みんな、行くわよ!」
 ユイがみんなの指揮をとり1万もの魔物に突っ込んで行った。
「ほ、本当に行っちゃった。」
「柊さんは、頑張ったのですから少しは休んでいてください。」
「リュウ、怪我したところはないですか?」
「あ、ああ、大丈夫だ。ちょっと擦り傷があるくらいだ。」
「ちょっと見せてください。」
 ルビーは、そう言って俺に近づき俺の体に手を置き回復魔法をかけてきた。
「これで怪我は治りました。」
「ありがとう、よし!それじゃ俺も参加してくるよ。」
「「ダメです!」」
「うわっ!」
 俺が立とうとした瞬間、二人から腕を引っ張られた。
「リュウ、私が治せるのは怪我だけですよ。体力までは治りませんよ。」
「ああ、それくらい分かってるよ。でも、もう大丈夫だよ。もう十分休めたし。」
「嘘つき。」
「え!?嘘つき!?」
「柊さん、まだ全然体力が回復してませんよね。」
「いや、そんなことは……」
「なら、ステータスを見せてください。そうすれば分かりますので。」
「あ……」
「見せられなんじゃ行かせることはできません。と言うよりも行かせる気なんてありませんけどね。」
 はぁ、仕方ない。ここは、大人しく休むとしておこう。
 あ、そういえばまだ俺、傲慢のスキルの力、見ていなかったな。
 見ておこう。

 傲慢・・・相手のどんな攻撃でもその攻撃を倍以上にして反射することが出来る。相手から受けた攻撃を蓄積し、その蓄積した攻撃を一気に放つことが出来る。

 これ、前の世界であったアニメ「〇つの大罪」に出てきた技に似ていないか?
 まぁ、いいか。強そうだし。
 反射ってことは、斉藤の持っていた超絶結界の上位互換ってところか?
 それに蓄積した攻撃を一気に放つって、結構強い技だよな。まぁでもその分の攻撃を俺も喰らわなきゃいけないから諸刃の刃ってところだな。
 まぁ、大罪スキルは、あまり使わないようにしておこう。
「柊さん、紅茶を入れたので飲んでください。落ち着きますよ。」
 シェレールさんは、前もってアイテムボックスに入れて置いたティーカップに紅茶を注ぎ俺に渡してきた。
「ああ、ありがとう。」
 俺は、その紅茶を飲むと突如周りがぼやけだした。
「あ、あれ、急に眠気が………」
「言ってはいませんでしたが紅茶の中に睡眠薬を入れておきました。ちゃんと休んでくださいね。おやすみなさい、柊さん。」
 俺が目を覚ますとそこは、宿の俺の部屋だった。
 そしてギルに聞いた話なのだが、斉藤の遺体を回収しようとした時には、斉藤の姿はなかったらしい。
 魔物にでも食われたのだろうか?

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コメント

  • キャベツ太郎

    306165 一応ぱくりではないんじゃね?(知らんけど)

    0
  • ベル

    ドラゴン罪は憤怒ですけどね

    0
  • ウォン

    七つの大罪では
    憤怒の力でしたけどね。

    1
  • ノベルバユーザー306165

    ぱくりはよくねえ

    0
  • 自称脳筋wwww

    あんな強いのに眠気には負けるんか(┐(´∀`)┌

    3
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