クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
107話 魚料理
「さて、やっぱり魚料理と刺身や煮付けだよな。」
と言うが、まずこんな大きい魚が俺に捌けるかといえば無理だろ。
だから、こんな時は
ナビ〜、どうすればいい〜?
(料理スキルを取得すれば簡単です。)
料理スキルか。そんな良いスキルなんかもあるんだな。
(まぁ、料理スキルを所持しているのは大抵冒険者ではなくコックとかの料理で生きていく人たちですね。)
まぁ、そうだよな。冒険者が料理スキルなんて持っていても役に立つ場面がそんなにないもんな。
じゃあ、早速料理スキルを取得しますか。
スキル 完全創造
作るのは料理用のスキル。
よし、料理スキルLv10手に入れたぜ!
さて、まずは捌くか。
「って、料理用のナイフがなかった。」
(マスター、それはいりませんよ。)
え?なんで?
(マスターの所持している刀神ヘルメスで捌けばいいだけです。)
え!?でも、あれは結構魔物とかを切ってきたからさすがに汚いだろ?
(刀神ヘルメスの能力の一つは、どんな汚れだろうと1時間以上放置しておくと勝手に新品状態になるのです。)
マジか。そういえば気にしたことがなかったけどかいつも戦う最初はすごい綺麗だったよな。だから手入れをしようと思わなかったんだよな。
よし、それじゃやるか。
俺は、アイテムボックスから刀神ヘルメスを取り出し、魚を捌いていく。
その際、俺の手は、何故か勝手に動きどんどん綺麗に魚が捌ける。
「よし、こんなものでいいかな。」
(新鮮な状態で寄生虫もいないのでそのままでも食べられますよ。)
お、そうか。そんなことまで教えてくれるんだな。
じゃあ、6分の1くらいは刺身用で取っておくか。
さて、次は何がいいかな。
やっぱりここは王道の煮付けだな。
俺は、完全創造で鍋やコンロを作り何故か俺のアイテムボックスの中にあった調味料で味をつけていく。
みんなが帰って来るまでには味は染みているだろう。
まだだいぶ残っているな。
「ほかの魚料理……」
まぁ、適当に色々作っておくか。
それから俺は、焼き魚や魚のフライなど様々な魚料理を作った。
俺は、料理を作り終えたあとにテーブルや人数分の椅子を作りみんなが帰ってくるのを待った。
「あれ?柊君、何してるの?」
日が暮れる頃、みんなが満足気な顔をして帰ってきた。
シェレールも目が覚めたようでみんなと一緒に戻ってきた。
「お、みんな帰ってきたな。ほら、約束していたもの、作ったぞ。」
俺は、そう言ってテーブルいっぱいの魚料理を指さした。
「な、何ですか、あれ!?とっても美味しそうです!」
ルビーが少し食いつき気味で聞いてきた。
みんなも初めて見た料理なのか目をキラキラさせながら見ていた。………ユイ以外。
「あ!これって!」
白井は、懐かしそうなものを見たような顔をしていた。
「そう、魚料理だ。」
「「「「「え!?」」」」」
俺がそう言った瞬間、みんなキラキラさせた目から一瞬で輝きを失い遠ざかった。
「あれ?みんなどうしたの?ほら、美味しそうでしょ?味は保証するよ?」
「確かに美味しそうですけど……魚料理なんですよね?」
ルビーは、ゴクリと喉を鳴らして聞いてきた。
「やっぱり魚は……」
う〜ん、まずは魚への苦手意識を消さなきゃな。
「みんなが食べないなら俺と白井だけで食おうぜ。」
「あ、うん!そうだね。久しぶりだな〜、お魚料理。本当に美味しそう〜。」
俺と白井は、まずは刺身を箸で取り醤油につけて口の中へ。
「おおっ!美味い!」
「うん!とっても美味しい!」
「……う、う…そ、でしょ?」
ユイが信じられないと言った顔で言ってきた。
「嘘と思うなら食べてみなって。」
「い、嫌よ!」
う〜ん、まだ拒否するか。
「あ、あの、竜斗。わ、私もいただいてもいいですか?」
俺がどうすればみんな食べるだろうか?と悩んでいたところシェレールが俺の前に来てこの魚料理を食べてみたいと言ってきた。
「ああ!もちろん!」
俺は、そう言ってシェレールに箸を渡した。
「ありがとうございます。では先程竜斗と白井さんが食べていたこのお魚を……」
シェレールは、刺身を箸で掴み醤油をつけ恐る恐る口に入れた。
「………っ!お、美味しいです!」
「なっ!美味しいだろ?」
「はい!すごい美味しいです!」
みんな、シェレールの反応を見てからゴクリと喉を鳴らした。
「ほら、次はこの煮付けも食べてみて。これも俺らの世界では王道のものだから!」
「は、はい!」
シェレールは、俺の言った通り煮付けを箸で取り今度は躊躇なく口へ入れた。
「っ!こちらもとっても美味しいです!先程のお刺身?というものとは違ってこちらは噛む度に口の中に味が広がってきます!」
「だろ?ほら、みんなも食べてみろよ?」
「とっても美味しいよ。」
「竜斗、他のも食べていいですか?」
「ああ、いっぱい食べてくれ。たくさん作ったからな!」
シェレールは、ほかの料理にも箸をつけだした。
「師匠があんなに美味しそうに食べてるなんて……」
「僕らも食べてみようか。」
他のみんなも箸をとり魚料理を食べた。
「っ!柊お兄ちゃん!お魚さん、美味しいです!」
「う、美味い!なんだこれ?こんなもの食べたことないぞ!?」
みんな、それぞれ驚きの表情をしている。
「ほらな。だからユイも食べてみなって。」
「わ、私はいいわよ!そんなもの。」
何故かユイは頑なに魚を嫌がる。
「なんでそんなに魚が嫌なんだ?」
「べ、別に……」
「ほら、いいから言ってみなって。」
「……こ、怖いからよ。」
「ん?何が?」
「だから、魚が怖いのよ!魚料理なんて食べて魚の呪いなんて受けたらどうするのよ!?」
「………ぷっ!はっはっはっ」
「な、何よ!?」
「い、いや、悪い。いや〜、魚の呪い、かぁ。」
「だから何よ!?おかしい!?魚が怖いのがそんなにおかしい!?」
「いや、そんなことは無いぞ。まぁたしかに魚の容姿が苦手ってやつは結構いるからな。」
「そうでしょ?」
「だからって呪いなんかは受けないぞ。もし、仮に本当に呪いを受けたなら俺が助けてやるよ。だからほら、食べてみなって。」
俺は、そう言って煮付けを箸でつかみユイの口元へ寄せる。
「ほら、あ〜ん。」
「うぅ〜。あ、あ〜ん。」
ユイは、すごい嫌がっているものの恐る恐る煮付けを口に入れた。
「っ!」
「どうだ?美味しいだろ?」
「………お、美味しい。」
「だろ?ほら、ほかの料理も美味しいから食べてみなって。」
俺は、そう言ってユイに箸を渡す。
それからはみんなで魚料理を囲んで食事をした。
私のこの作品「クラス転移で俺だけずば抜けチート!?」がまんが王国コミカライズコンテストの一次選考に選ばれました!
まさか本当に一次選考に選ばれるとは思わなかったので夢なんじゃないかと思ってしまいました。
この作品が選ばれたのは皆様が読んでくれたり応援してくださったおかけです!
本当にありがとうございます!
新作「俺の許嫁は幼女!?」も投稿していますのでそちらも読んでいただけると光栄です。
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします!
と言うが、まずこんな大きい魚が俺に捌けるかといえば無理だろ。
だから、こんな時は
ナビ〜、どうすればいい〜?
(料理スキルを取得すれば簡単です。)
料理スキルか。そんな良いスキルなんかもあるんだな。
(まぁ、料理スキルを所持しているのは大抵冒険者ではなくコックとかの料理で生きていく人たちですね。)
まぁ、そうだよな。冒険者が料理スキルなんて持っていても役に立つ場面がそんなにないもんな。
じゃあ、早速料理スキルを取得しますか。
スキル 完全創造
作るのは料理用のスキル。
よし、料理スキルLv10手に入れたぜ!
さて、まずは捌くか。
「って、料理用のナイフがなかった。」
(マスター、それはいりませんよ。)
え?なんで?
(マスターの所持している刀神ヘルメスで捌けばいいだけです。)
え!?でも、あれは結構魔物とかを切ってきたからさすがに汚いだろ?
(刀神ヘルメスの能力の一つは、どんな汚れだろうと1時間以上放置しておくと勝手に新品状態になるのです。)
マジか。そういえば気にしたことがなかったけどかいつも戦う最初はすごい綺麗だったよな。だから手入れをしようと思わなかったんだよな。
よし、それじゃやるか。
俺は、アイテムボックスから刀神ヘルメスを取り出し、魚を捌いていく。
その際、俺の手は、何故か勝手に動きどんどん綺麗に魚が捌ける。
「よし、こんなものでいいかな。」
(新鮮な状態で寄生虫もいないのでそのままでも食べられますよ。)
お、そうか。そんなことまで教えてくれるんだな。
じゃあ、6分の1くらいは刺身用で取っておくか。
さて、次は何がいいかな。
やっぱりここは王道の煮付けだな。
俺は、完全創造で鍋やコンロを作り何故か俺のアイテムボックスの中にあった調味料で味をつけていく。
みんなが帰って来るまでには味は染みているだろう。
まだだいぶ残っているな。
「ほかの魚料理……」
まぁ、適当に色々作っておくか。
それから俺は、焼き魚や魚のフライなど様々な魚料理を作った。
俺は、料理を作り終えたあとにテーブルや人数分の椅子を作りみんなが帰ってくるのを待った。
「あれ?柊君、何してるの?」
日が暮れる頃、みんなが満足気な顔をして帰ってきた。
シェレールも目が覚めたようでみんなと一緒に戻ってきた。
「お、みんな帰ってきたな。ほら、約束していたもの、作ったぞ。」
俺は、そう言ってテーブルいっぱいの魚料理を指さした。
「な、何ですか、あれ!?とっても美味しそうです!」
ルビーが少し食いつき気味で聞いてきた。
みんなも初めて見た料理なのか目をキラキラさせながら見ていた。………ユイ以外。
「あ!これって!」
白井は、懐かしそうなものを見たような顔をしていた。
「そう、魚料理だ。」
「「「「「え!?」」」」」
俺がそう言った瞬間、みんなキラキラさせた目から一瞬で輝きを失い遠ざかった。
「あれ?みんなどうしたの?ほら、美味しそうでしょ?味は保証するよ?」
「確かに美味しそうですけど……魚料理なんですよね?」
ルビーは、ゴクリと喉を鳴らして聞いてきた。
「やっぱり魚は……」
う〜ん、まずは魚への苦手意識を消さなきゃな。
「みんなが食べないなら俺と白井だけで食おうぜ。」
「あ、うん!そうだね。久しぶりだな〜、お魚料理。本当に美味しそう〜。」
俺と白井は、まずは刺身を箸で取り醤油につけて口の中へ。
「おおっ!美味い!」
「うん!とっても美味しい!」
「……う、う…そ、でしょ?」
ユイが信じられないと言った顔で言ってきた。
「嘘と思うなら食べてみなって。」
「い、嫌よ!」
う〜ん、まだ拒否するか。
「あ、あの、竜斗。わ、私もいただいてもいいですか?」
俺がどうすればみんな食べるだろうか?と悩んでいたところシェレールが俺の前に来てこの魚料理を食べてみたいと言ってきた。
「ああ!もちろん!」
俺は、そう言ってシェレールに箸を渡した。
「ありがとうございます。では先程竜斗と白井さんが食べていたこのお魚を……」
シェレールは、刺身を箸で掴み醤油をつけ恐る恐る口に入れた。
「………っ!お、美味しいです!」
「なっ!美味しいだろ?」
「はい!すごい美味しいです!」
みんな、シェレールの反応を見てからゴクリと喉を鳴らした。
「ほら、次はこの煮付けも食べてみて。これも俺らの世界では王道のものだから!」
「は、はい!」
シェレールは、俺の言った通り煮付けを箸で取り今度は躊躇なく口へ入れた。
「っ!こちらもとっても美味しいです!先程のお刺身?というものとは違ってこちらは噛む度に口の中に味が広がってきます!」
「だろ?ほら、みんなも食べてみろよ?」
「とっても美味しいよ。」
「竜斗、他のも食べていいですか?」
「ああ、いっぱい食べてくれ。たくさん作ったからな!」
シェレールは、ほかの料理にも箸をつけだした。
「師匠があんなに美味しそうに食べてるなんて……」
「僕らも食べてみようか。」
他のみんなも箸をとり魚料理を食べた。
「っ!柊お兄ちゃん!お魚さん、美味しいです!」
「う、美味い!なんだこれ?こんなもの食べたことないぞ!?」
みんな、それぞれ驚きの表情をしている。
「ほらな。だからユイも食べてみなって。」
「わ、私はいいわよ!そんなもの。」
何故かユイは頑なに魚を嫌がる。
「なんでそんなに魚が嫌なんだ?」
「べ、別に……」
「ほら、いいから言ってみなって。」
「……こ、怖いからよ。」
「ん?何が?」
「だから、魚が怖いのよ!魚料理なんて食べて魚の呪いなんて受けたらどうするのよ!?」
「………ぷっ!はっはっはっ」
「な、何よ!?」
「い、いや、悪い。いや〜、魚の呪い、かぁ。」
「だから何よ!?おかしい!?魚が怖いのがそんなにおかしい!?」
「いや、そんなことは無いぞ。まぁたしかに魚の容姿が苦手ってやつは結構いるからな。」
「そうでしょ?」
「だからって呪いなんかは受けないぞ。もし、仮に本当に呪いを受けたなら俺が助けてやるよ。だからほら、食べてみなって。」
俺は、そう言って煮付けを箸でつかみユイの口元へ寄せる。
「ほら、あ〜ん。」
「うぅ〜。あ、あ〜ん。」
ユイは、すごい嫌がっているものの恐る恐る煮付けを口に入れた。
「っ!」
「どうだ?美味しいだろ?」
「………お、美味しい。」
「だろ?ほら、ほかの料理も美味しいから食べてみなって。」
俺は、そう言ってユイに箸を渡す。
それからはみんなで魚料理を囲んで食事をした。
私のこの作品「クラス転移で俺だけずば抜けチート!?」がまんが王国コミカライズコンテストの一次選考に選ばれました!
まさか本当に一次選考に選ばれるとは思わなかったので夢なんじゃないかと思ってしまいました。
この作品が選ばれたのは皆様が読んでくれたり応援してくださったおかけです!
本当にありがとうございます!
新作「俺の許嫁は幼女!?」も投稿していますのでそちらも読んでいただけると光栄です。
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします!
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コメント
ミーウィ
おめでとうございます!、
信じていました.°(ಗдಗ。)°.
リムル様と尚文様は神!!サイタマも!!
魚の呪い…オークだったら豚の呪い?
黒瀬白斗
おめでとうございます!自分の中で1位2位を争う物語なので頑張ってください
えぎる
(ノ´∀`)ノぉめでとぉ☆
吹雪型駆逐艦
おめでとうございますいつも更新めっちゃ期待して待ってます!!