クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!

白狼

118話 報告

「ってことで俺とシェレールは、恋人同士になったんだ。」
 俺は、夕食時にみんなに俺とシェレールが付き合ったことを報告した。
「やったね!リュウ!おめでとう!シェルさんもおめでとう!」
「良かったな、リュウ!」
「リュウさん、シェルさんおめでとう!」
 ギル、ルカ、ジェースは、祝福はしてくれた。
 が……
「「「………」」」
 何故か白井、ユイ、ルビーは、ずっと押し黙ったままだった。
「ねぇ、シェレール。ちょっと聞いてもいい?」
 ユイは、突然真面目な表情になりシェレールにそう言った。
「は、はい、なんですか?」
「あなた、竜斗と付き合えて幸せ?」
「も、もちろんです!ずっとずっと好きだった竜斗と付き合えたんです!幸せじゃないわけありません!」
「そう。」
 な、なんなんだ?このすごい微妙な空気は!?
「なら私たちは何も言うことないわね。」
 だが、そう思ったのも一瞬でユイのその言葉に白井たちの顔付きが明るくなった。
「おめでとう!」
「シェレールさん、おめでとう!」
「おめでとうございます!」
 3人からのとても明るい祝福。
「竜斗!シェレールをちゃんと大事にしなさいよ!」
「分かってるよ。ちゃんと大事にする。」
「柊君、良かったね。おめでとう。」
「ああ、ありがとう。」
「師匠とリュウさんは、とてもお似合いです!お幸せに!」
「ふふっ、ありがとうございます、ルビーさん。これからも師匠として頑張っていきますね。」
「はい!」
 良かった、最初のあの空気の時はどうなるか心配だったけど無事に事が済んでよかった。
「あ、竜斗、ひとついい?」
「ん?何?」
「私もあんたの事が好きよ。」
「「「「っ!?」」」」
「え?」
「だから、あんたのことが好きって言ったの。」
 っ!?い、意味がわからない!今、俺、シェレールと付き合ったことを報告してたんだよな。え!?それがなんで急にユイから告白されてんの!?
 でも、この真剣な表情、ふざけてるわけじゃなさそうだな。
「あ、その……」
「柊君!私も柊君のことずっと好きだったよ!もちろん、この異世界に来る前から!」
 っ!?え!?次は白井!?な、なんなの、さっきから!?
 俺は、なにか試されてるのか?
「ほら、ルビーも竜斗に伝えたいことがあるんでしょ!ここで伝えなさい!」
「………そ、そうですね。」
 え!ま、まさか!?
「リュウさん、私もあなたのことが好きです!皆さんより思い出とかはあまりないですけどリュウさんを好きって想いは誰よりもあると思います!」
「えっ……あ〜」
「ほら、竜斗、返事は?」
 こいつら、真剣だ。
 俺もちゃんと真剣に返さないといけないな。
 シェレールもなんか不安そうな顔をしてるし。
「悪い、俺の中ではシェレールが一番だ。別に白井たちが嫌いなわけじゃないんだけど、お前達の気持ちに答えることは出来ない。」
「竜斗………ふふふ………」
「こら、シェレール!私たちが振られたのに喜ばない!」
「ご、ごめんなさい!」
「嘘よ。ったく、何だか振られたのに清々しい気分ね。」
「はい、確かにそうですね。」
「うん、私柊君のことが好きなのにどこかでシェレールさんには勝てないと思っていたんだよね。」
「そうね、だって、シェレールすごい竜斗にアタックしていたもの。」
「竜斗が好きだったんですから当たり前です!それを言い訳にしないでください!」
「そうね……はぁ、負けたわ、シェレール。」
「ユイさんたちもいつかいいお相手が現れますよ。」
「はぁ〜、なんかそれ嫌味に感じるわ。」
「はぅ、ごめんなさい。」
「シェレール!もし、もし仮にあんたが竜斗と別れたら私が貰うからね!」
「っ!別れません!それにユイさんにあげるつもりもありません!」
「もう惚気はいいわよ。それじゃ、もう1回、みんなで祝福してあげましょ。せーの!」
「「「「「「おめでとう(ございます)!!!」」」」」」
「「ありがとう(ございます)!!!」」

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コメント

  • ユチチユチチ

    もうみんなと付き合っちまえよ

    0
  • ZOE

    よかったね

    0
  • 九夜空猫

    修羅場はなかったか……。
    みんな、いい人でよかった。

    2
  • ハジメ

    最終的に女の子みんなと付き合って欲しい

    7
  • ハジメ

    最終的に旅してる女の子みんなと付き合ってほしい

    7
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