クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!
154話 恩
「この度は、本当にありがとうございました!どうお礼を言っていいか……」
今、お礼を言っているのは今さっき助けた馬車に乗っていた人たちからだ。
「別にいいですって。皆さんが無事でなりよりです。」
「せ、せめてお金だけでも受け取ってください!」
「いや、本当に大丈夫ですから!」
俺は、助けた人たちがお金の入った袋を渡してくるのでさすがにそれは全力で貰うのを拒んだ。
「で、ですか、命の恩人に何もしないということは出来ませんよ。な、何か言ってください!」
う、う〜ん、こう思ってくれるのは嬉しいのだが別にお礼目当てで助けたわけじゃないからな。
「本当に大丈夫ですよ、そう思ってくれるだけで充分嬉しいので。みんな、そろそろ戻るぞ。リルたちの方が少し心配だ。」
俺は、そう言ってお礼を言っている人たちに背を向ける。
そしてそのまま帰ろうとした瞬間。
「あ、あの!」
俺は、声をかけられたのでそちらをチラッと見た。
先程、人質にされていた女の子だ。
「お、お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
俺は、一瞬答えるかどうか考えたが別に教えてもいいかという判断に至った。
「リュウだ。」
「リュウ……様……」
様をつけられる覚えはない。
まっ、いっか。どうせもう会わないだろうし、会っても相手も俺の事なんか忘れているだろうしな。
「じゃあな。」
俺たちは、今度こそ帰った。
「ふぅ、何とか帰って来れたな。」
俺は、あの人たちから見えなくなってから一息ついた。
「ふふっ、お疲れ様です。」
「ああいうの受け答えするの難しいんだよな。シェレールの方が得意じゃないのか?」
「え?どうしてですか?」
「なんか王族ってこういうの得意な人たちなんじゃないかっていう俺の偏見だよ。」
「本当に偏見ですね。私、あまり人前に出るのは得意ではないんですよ?竜斗も知ってますよね?」
「ああ、知ってるよ。」
「だったらそういうこと言うのやめてください。」
「悪い、少しからかった。」
「もう!………そういえば竜斗、体の方はもう大丈夫なのですか?」
シェレールは、みんなに聞こえないように顔をこちらに近づけそう言った。
「まぁ、だいたい動くようになったけど激しく動いたらまだ痛いな。」
「先程の戦いは大丈夫だったのですか?」
「ああ、全然平気だよ。あっ、でも最後の人質を助けた時に魔法を使ったのは少し体に悪かったが。」
「大丈夫ですか?」
「ああ、今はもうなんてことない。」
「ふふっ、良かったです。」
「あんたたち、もういいかしら?」
俺とシェレールが会話をしていると他のみんながこっちをジト目で見ていた。
「また、二人の世界に入ってから………と言うかガイシス王国から戻ってからなんかさらにイチャイチャが増えたと思うんですけど?」
「そ、そうかな?」
「そうよ。ったく、イチャイチャを見せられるこっちの身にもなってよね。」
「「ご、ごめんなさい。」」
俺とシェレールは、呆れ顔のみんなに謝罪した。
「柊お兄ちゃーん!」
「キュー!!」
そんなところにリルとプヨの声がした。
気づけばもう自動車を停めた所へと着いてしまっていた。
「柊お兄ちゃん、もう終わったです?」
「ああ、終わったよ。悪いな、待たせてしまって。」
「大丈夫です!プヨちゃんと遊んでいたですから!」
「プヨもリルの面倒見てくれてありがとう。」
「キュー!」
俺は、リルとプヨの頭を優しく撫でる。
「えへへ〜」
「キュ〜」
リルとプヨは、気持ちよさそうな声を上げ喜んでいた。うん、可愛い。
「ほら、竜斗。そろそろ行くわよ。あまり時間を使っても仕方ないしね。」
「ああ、うん。分かったよ。」
気づけばユイたちは、車内にいた。
俺たちも急いで車内へと駆け込んだ。
「ったく、竜斗ったらこのごろ気が緩んでるんじゃないの?」
「ん〜?そうかなぁ?前と変わらないような気がするけど………まぁ、これからは気をつけるよ。」
「全く……本当に気をつけてよね。」
俺たちは、再び自動車を走らせた。
今日は、ちょうどいいところに街があったのでそこで1晩過ごすつもりだ。
街の方が何かと安全だからな。野営もしなくて済むし。
数時間後、日が暮れ始めて門が閉まるギリギリに街に入ることが出来た。
今、お礼を言っているのは今さっき助けた馬車に乗っていた人たちからだ。
「別にいいですって。皆さんが無事でなりよりです。」
「せ、せめてお金だけでも受け取ってください!」
「いや、本当に大丈夫ですから!」
俺は、助けた人たちがお金の入った袋を渡してくるのでさすがにそれは全力で貰うのを拒んだ。
「で、ですか、命の恩人に何もしないということは出来ませんよ。な、何か言ってください!」
う、う〜ん、こう思ってくれるのは嬉しいのだが別にお礼目当てで助けたわけじゃないからな。
「本当に大丈夫ですよ、そう思ってくれるだけで充分嬉しいので。みんな、そろそろ戻るぞ。リルたちの方が少し心配だ。」
俺は、そう言ってお礼を言っている人たちに背を向ける。
そしてそのまま帰ろうとした瞬間。
「あ、あの!」
俺は、声をかけられたのでそちらをチラッと見た。
先程、人質にされていた女の子だ。
「お、お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
俺は、一瞬答えるかどうか考えたが別に教えてもいいかという判断に至った。
「リュウだ。」
「リュウ……様……」
様をつけられる覚えはない。
まっ、いっか。どうせもう会わないだろうし、会っても相手も俺の事なんか忘れているだろうしな。
「じゃあな。」
俺たちは、今度こそ帰った。
「ふぅ、何とか帰って来れたな。」
俺は、あの人たちから見えなくなってから一息ついた。
「ふふっ、お疲れ様です。」
「ああいうの受け答えするの難しいんだよな。シェレールの方が得意じゃないのか?」
「え?どうしてですか?」
「なんか王族ってこういうの得意な人たちなんじゃないかっていう俺の偏見だよ。」
「本当に偏見ですね。私、あまり人前に出るのは得意ではないんですよ?竜斗も知ってますよね?」
「ああ、知ってるよ。」
「だったらそういうこと言うのやめてください。」
「悪い、少しからかった。」
「もう!………そういえば竜斗、体の方はもう大丈夫なのですか?」
シェレールは、みんなに聞こえないように顔をこちらに近づけそう言った。
「まぁ、だいたい動くようになったけど激しく動いたらまだ痛いな。」
「先程の戦いは大丈夫だったのですか?」
「ああ、全然平気だよ。あっ、でも最後の人質を助けた時に魔法を使ったのは少し体に悪かったが。」
「大丈夫ですか?」
「ああ、今はもうなんてことない。」
「ふふっ、良かったです。」
「あんたたち、もういいかしら?」
俺とシェレールが会話をしていると他のみんながこっちをジト目で見ていた。
「また、二人の世界に入ってから………と言うかガイシス王国から戻ってからなんかさらにイチャイチャが増えたと思うんですけど?」
「そ、そうかな?」
「そうよ。ったく、イチャイチャを見せられるこっちの身にもなってよね。」
「「ご、ごめんなさい。」」
俺とシェレールは、呆れ顔のみんなに謝罪した。
「柊お兄ちゃーん!」
「キュー!!」
そんなところにリルとプヨの声がした。
気づけばもう自動車を停めた所へと着いてしまっていた。
「柊お兄ちゃん、もう終わったです?」
「ああ、終わったよ。悪いな、待たせてしまって。」
「大丈夫です!プヨちゃんと遊んでいたですから!」
「プヨもリルの面倒見てくれてありがとう。」
「キュー!」
俺は、リルとプヨの頭を優しく撫でる。
「えへへ〜」
「キュ〜」
リルとプヨは、気持ちよさそうな声を上げ喜んでいた。うん、可愛い。
「ほら、竜斗。そろそろ行くわよ。あまり時間を使っても仕方ないしね。」
「ああ、うん。分かったよ。」
気づけばユイたちは、車内にいた。
俺たちも急いで車内へと駆け込んだ。
「ったく、竜斗ったらこのごろ気が緩んでるんじゃないの?」
「ん〜?そうかなぁ?前と変わらないような気がするけど………まぁ、これからは気をつけるよ。」
「全く……本当に気をつけてよね。」
俺たちは、再び自動車を走らせた。
今日は、ちょうどいいところに街があったのでそこで1晩過ごすつもりだ。
街の方が何かと安全だからな。野営もしなくて済むし。
数時間後、日が暮れ始めて門が閉まるギリギリに街に入ることが出来た。
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コメント
空白
同感
リムル様と尚文様は神!!サイタマも!!
ソ・レ・ナ
ノベルバユーザー264858
なんかハーレムにして欲しいってコメントあるけど自分的に彼女はシェレールだけでいいシェレールとのイチャイチャ見れるだけで充分です笑