クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!

白狼

162話 海辺で……

「ここら辺でいっか。」
 俺は、シェレールの手を引いてみんなから離れた場所へやって来た。
「あ、ありがとうございます、私のわがままを聞いてくださり。」
「全然いいよ。と言うより俺もみんなといるのもいいけど二人っきりの方がなんか嬉しいからな。」
「そ、そうですか。」
 シェレールは、それから少し時間をおき俺に抱きついてきた。
「えへへ、私だけの竜斗です。」
 シェレールは、そう言ってさらに頬を俺の胸に擦り付ける。
 今回は、服を着ていないので直接シェレールの頬が胸に当たる。
 この感覚は、少しやばいかもな。
 服の上とはまた別格だ。ちょっと待って。あそこがちょっとね?あれだから………ね?分かるよね?
「………〜っ!りゅ、竜斗……その……」
「みなまでいうな!分かってる。分かってるよ。だが、これはどうしようもない生理現象なんだ。男だから仕方ないんだ。」
「じー」
 なに、そんなにじっと見て……さすがにちょっと恥ずかしいんですけど。
「竜斗のあれが……その苦しそうですね……」
「………言わないでくれ。」
 俺のあそこは、水着をパンパンに膨らませている。
「わ、私が……その……治してあげます……ね?」
 シェレールは、そう言って俺のあれを優しく撫でた。
 そしてかがみ込んで俺のあそこの前に顔が来るようにした。
 ーーーーここからはご想像にーーーー
 俺たちは、時間を置き少し火照った体を冷ます。
「シェレール、大丈夫か?」
 俺の体でうずくまっているシェレールに話しかける。
 シェレールは、だいたいあれをした時はこんな感じだ。
「ふふっ、大丈夫ですよ。心配して下さりありがとうございます。」
「こっちもありがとな。すっごい気持ち良かったよ。シェレールもだいぶ慣れてきたな。」
「はい、もうエッチなことにだいぶ慣れちゃいました。竜斗のせいなんですからね。」
「あはは、ごめんごめん。」
「だから、責任、取ってくださいね!」
「っ!ははっ、もちろんそのつもりだよ。」
 その後、俺たちは海に入ることはせず、ずっと話しているのだった。
 そうしていること数時間。
 気づけばもう日が暮れていて空がオレンジ色に染っていた
「竜斗ーー!!!シェレールーーー!!!どこいるのーー!!!」
 遠くから俺たちを呼ぶユイの声が聞こえる。
「もうご飯にするから早く戻ってきてーー!!!」
「もうそんな時間なんだな。時間経つの早いな。」
「私もそう思います。もう少しゆっくりとお話したいですね。」
「まっ、それもまた今度な。みんなも待ってるし早く行こう。」
「そうですね。」
「あっ、シェレール。」
 俺は、そう言ってシェレールに手を差し伸べた。
 シェレールは、その手をしっかりと握った。
「ありがとうございます。」
 俺たちは、手を繋いで帰って行った。
「…………また、イチャついていたのね。」
 帰ってきた俺たちにユイは、ジト目で見てきた。
 みんなもなんかニヤニヤしたような顔だ。
「お察しの通りです。あまり追求しないでくれ。シェレールの顔がもう真っ赤だ。」
 シェレールは、湯気が出そうなほど顔が赤い。
 エッチなことには慣れたかもしれないがこういうのには全く慣れていないらしい。
 今さっきから俺の背中で顔を隠しているシェレール、可愛いな。
「はぁ、もういいわよ。それよりも早くご飯にしましょ。」
「あっ!悪い、夕食は魚にするって言ったのに……」
 もうテーブルの上には美味しそうな匂いを漂わせている料理がある。どうやら俺とシェレール以外のみんなで作ったようだ。
「大丈夫よ、またいつか食べさせて。」
「ああ、ごめんな。それにしても美味しそうだな。」
「あっ!柊お兄ちゃん!その野菜、私が盛り付けたです!」
「へぇ、そうなのか。綺麗に盛り付けできてるな。えらいえらい。」
 俺は、リルが褒めてほしそうな顔をしていたので優しく頭を撫でた。
「えへへー」
 リルは、子供らしい笑顔で喜んでいる。
「それじゃ、温かいうちに食べよぜ!」
「ええ、そうね。ほら、シェレールもいつまでも恥ずかしがってないで座りなさい!」
「は、はい……」
 なんかユイ、お母さんみたいだな。
 その後、みんな席につき食事を始めた。
 食べ終わった頃にはもう外も真っ暗で周りもほんの少しだけ月明かりに照らされて見えるくらいだった。
 もうみんな、就寝準備を始めてる。
 そんな中、また俺とシェレールはみんなの目を盗んで二人っきりで海を眺めてた。
「ははっ、こんなところみんなに見つかったらまた冷やかされるな。」
「そうですね。」
「でも、みんなもさすがに慣れたのかな?前の反応よりは全然マシになったな。」
「そうですね。」
「………」
 この子、今さっきからずっと上の空で相槌を打ってくるだけなんですけど………もしかして俺の話つまらない!?
 もしそうだとしたらもっとほかの話題考えないと!
 ………全く思いつかねぇ!こんな時すっと、話題を出せる奴がモテるんだろうな。まぁ、俺、恋人いるけど!
「ふふっ」
 俺があれこれ色々と考えていると不意にシェレールが笑った。
「ん?どうしたんだ?」
「あっ、すいません、急に笑ってしまって。」
「いや、別にいいけど何かあったのか?」
「………この頃毎日がとても楽しいなって思ってきまして……私が王女の時はこんな日々を送れるなんて思ってもいませんでしたからね。」
「あっ、そっか。そう言えばシェレールは、王女様だったな。」
「むぅ!なんですか、それ!?私のこと、忘れてたんですか!?」
「いや!そうじゃなくて!……もうずっと今のシェレールと一緒に居るからね、だからシェレールが王女ってこと忘れちゃうんだよね。」
「竜斗は、王女だった頃の私と今の私、どっちが好きですか?」
「なんだ、その質問?」
「いいですから!」
「う〜ん………どっちもシェレールだから大好きだぞ?なんでそんな当たり前のこと聞くんだよ?」
「………そ、そうですか………えへへ、そうなんですね。」
「………月がきれいだな。」
「月?ですか?そうですね、とても綺麗ですね。」
「………まっ、そうだよな。」
 さすがに月がきれい=あなたが好きって分かるわけないもんな。
「さて、明日からは船旅だ!慣れないから少し疲れると思う。だから、早く休もうぜ。」
「そうですね、それじゃ行きましょうか。」
 俺たちは、再び手を繋いでみんなのところへ戻って行った。













 今回も読んでいただきありがとうございます!
 お気に入り登録者が6000人を超えました!
 本当にありがとうございます!
 まさかこんなに多くの方からお気に入り登録されるなんて思ってもいなかったので驚きです!あとそれとPVも87万を超えたところです!
 そちらも合わせてお礼をします!
 ありがとうございます!
 話は変わりますが皆様に聞きたいことがあります。
 あと少しでバレンタインですよね?
 そういう特別な日に特別な話でも投稿した方がいいですかね?
 そういう話をして欲しいという方はコメントで言ってください。1人でも見たいという方がいれば作ってみます。
 それではこれからもよろしくお願いします!

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コメント

  • シオン♪

    予言が当たったぜ…(歓喜)

    1
  • ケモ耳最高

    バレンタインの日竜斗1人にしたら誰かに連れてかれそう

    2
  • 地球儀さん

    いやもう、最高すぎ
    もっといちゃつけや
    バレンタイン特別版みたいです

    4
  • 椎名

    私も、見たいです。

    7
  • ノベルバユーザー264858

    えっといつからこの作品R指定入りましたっけ?クッソイチャイチャしやがって笑バレンタインの特別版?是非見たいです

    8
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