異世界を楽しみたい転生者
第63話少年期[54]なんかやったけ俺?
依頼も終わっていることなので、俺達はギルドに向かっていた。
「ゲイル、あのリスの涙の結晶・・・・・・ティアクリスタルって名前だったか。これどうしたらいいと思う? 俺はオークションに出してもいいと思うんだけど」
「そうですね・・・私としては一度に全て出さず、何回かに分けて出した方がよろしいと思います。量もそれなりにあることですし」
なるほどな。確かにそれは一理あるな。その方が定期的に高額の臨時収入が入るしな。
『私は少しは残しておいた方がいいと思います。アクセサリー型の魔道具を作るのに役に経つはずです』
アクセサリー型の魔道具か・・・・・・そういうのは作ってこなかったな。
ラルの言うことにも一理あるな。
『アドバイスありがとな、ラル』
『いえいえ、お役に立ててよかったです』
色々考えがまとまってきたところでギルドが見えてきた。
「すいません。依頼の確認と素材の買い取りをお願いします」
「わかりましたってゼルート君もう依頼を達成したの? 確か依頼はファットボアを三頭だったはずだけど・・・・・・」
「もちろん達成しましたよ。はい、これが証拠です」
そう言って俺はアイテムバックからファットボアの討伐証明部位と殆ど原型が変わっていないファットボアの死体をテーブルの上に置いた。
「・・・・・・・・・そうですね。ゼルート君だからという理由で納得しましょう」
なんだよそれは! って言いたいところだけど依頼内容の難易度を考えれば、そういう考えになってもおかしくはないのか。
「今日は、もう一つ見てもらいたいものというか相談に乗ってほしいことがあるんだけどいいかな?」
「? ゼルート君が相談事とは珍しいですね。一体どのようなものについての相談ですか?」
俺は他の冒険者やギルドの職員に見えないようにティアクリスタルをテーブルの上に置いた。
「こっ、これは・・・!!! 少しお待ちしてもらってもいいですか」
「わかりました」
上役の人に連絡するのか? めんどくさい人じゃないと良いんだけどな。
厄介事にならないでほしいと思っていたら、息を切らしたイルーネさんがやって来た。
「も、申し訳ありませんが少し会ってもらいたい方がいるのですが、よろしいでしょうか」
「時間はどれくらいかかりますか?」
そろそろ腹が減ってきたから夕飯を食いたいんだけどな。
「多分三十分程で済むと思いますが・・・・・・」
「それなら大丈夫です」
「良かった~。それではついてきてください」
それからイルーネさんの後を付いていき、いかにもお偉いさんがいますよと感じる扉の前にやって来た。
イルーネさんが扉をコンコンとノックした。
「ギルドマスター、ゼルート君をお連れしました」
「入ってもらって」
俺はイルーネさんに扉を開けてもらい中に入った。そしてギルドマスターと呼ばれた人物の顔を見た。
そして俺は少しばかり驚いた。顔がとてつもなくブサイクとか体の体型がものすごく変だったとかそういう訳ではない。
むしろとても綺麗、・・・というよりは妖艶的と言った方が正しいような気がする。身長は俺よりもでかいがスタイルもいいし出るところはしっかり、というかかなり出ている。・・・何処とは言わないが。
「エルフ・・・・・・なのか?」
「ええそうよ。ふふ、ギルドマスターがエルフでビックリした?」
「はい。ビックリしたというか、意外でした」
確かに種族の関係的には別に悪くないらしいが、そこまで友好的とは聞いていない。
「まあ、確かに私のようなエルフは珍しいわね。他の種族は割りと良い関係を築いてるみたいだけれども、エルフは仲が悪いという訳ではないけれども、閉鎖的なところがあるしね」
やっぱりそうだったんだ。ってかこの人スタイルがいいのに着ている服の露出が多すぎて目のやり場に困るんだが・・・。
「さて、私もあなたにいろいろ聞いてみたいことがあるのだけど、先に君に関する二つの問題について解決してからにしましょうか」
ん? 一つじゃなくて二つなのか?
「ゲイル、あのリスの涙の結晶・・・・・・ティアクリスタルって名前だったか。これどうしたらいいと思う? 俺はオークションに出してもいいと思うんだけど」
「そうですね・・・私としては一度に全て出さず、何回かに分けて出した方がよろしいと思います。量もそれなりにあることですし」
なるほどな。確かにそれは一理あるな。その方が定期的に高額の臨時収入が入るしな。
『私は少しは残しておいた方がいいと思います。アクセサリー型の魔道具を作るのに役に経つはずです』
アクセサリー型の魔道具か・・・・・・そういうのは作ってこなかったな。
ラルの言うことにも一理あるな。
『アドバイスありがとな、ラル』
『いえいえ、お役に立ててよかったです』
色々考えがまとまってきたところでギルドが見えてきた。
「すいません。依頼の確認と素材の買い取りをお願いします」
「わかりましたってゼルート君もう依頼を達成したの? 確か依頼はファットボアを三頭だったはずだけど・・・・・・」
「もちろん達成しましたよ。はい、これが証拠です」
そう言って俺はアイテムバックからファットボアの討伐証明部位と殆ど原型が変わっていないファットボアの死体をテーブルの上に置いた。
「・・・・・・・・・そうですね。ゼルート君だからという理由で納得しましょう」
なんだよそれは! って言いたいところだけど依頼内容の難易度を考えれば、そういう考えになってもおかしくはないのか。
「今日は、もう一つ見てもらいたいものというか相談に乗ってほしいことがあるんだけどいいかな?」
「? ゼルート君が相談事とは珍しいですね。一体どのようなものについての相談ですか?」
俺は他の冒険者やギルドの職員に見えないようにティアクリスタルをテーブルの上に置いた。
「こっ、これは・・・!!! 少しお待ちしてもらってもいいですか」
「わかりました」
上役の人に連絡するのか? めんどくさい人じゃないと良いんだけどな。
厄介事にならないでほしいと思っていたら、息を切らしたイルーネさんがやって来た。
「も、申し訳ありませんが少し会ってもらいたい方がいるのですが、よろしいでしょうか」
「時間はどれくらいかかりますか?」
そろそろ腹が減ってきたから夕飯を食いたいんだけどな。
「多分三十分程で済むと思いますが・・・・・・」
「それなら大丈夫です」
「良かった~。それではついてきてください」
それからイルーネさんの後を付いていき、いかにもお偉いさんがいますよと感じる扉の前にやって来た。
イルーネさんが扉をコンコンとノックした。
「ギルドマスター、ゼルート君をお連れしました」
「入ってもらって」
俺はイルーネさんに扉を開けてもらい中に入った。そしてギルドマスターと呼ばれた人物の顔を見た。
そして俺は少しばかり驚いた。顔がとてつもなくブサイクとか体の体型がものすごく変だったとかそういう訳ではない。
むしろとても綺麗、・・・というよりは妖艶的と言った方が正しいような気がする。身長は俺よりもでかいがスタイルもいいし出るところはしっかり、というかかなり出ている。・・・何処とは言わないが。
「エルフ・・・・・・なのか?」
「ええそうよ。ふふ、ギルドマスターがエルフでビックリした?」
「はい。ビックリしたというか、意外でした」
確かに種族の関係的には別に悪くないらしいが、そこまで友好的とは聞いていない。
「まあ、確かに私のようなエルフは珍しいわね。他の種族は割りと良い関係を築いてるみたいだけれども、エルフは仲が悪いという訳ではないけれども、閉鎖的なところがあるしね」
やっぱりそうだったんだ。ってかこの人スタイルがいいのに着ている服の露出が多すぎて目のやり場に困るんだが・・・。
「さて、私もあなたにいろいろ聞いてみたいことがあるのだけど、先に君に関する二つの問題について解決してからにしましょうか」
ん? 一つじゃなくて二つなのか?
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