異世界を楽しみたい転生者
第64話少年期[55]なんでそんなこと知ってんだよ!!
「まずはあなたのランクの話からしましょうか」
ランクか、確かにイルーネさんの話し方的だと俺は新人らしくない記録を出しているらしいからな。
「まずあなたのランクはEランクにアップよ」
「Eランク? Fランクじゃないんですか?」
「あなたの功績を考えれば当然のことよ。それに決闘ではDランクの冒険者に、酒場では酔っているとはいえCランクの冒険者との喧嘩に圧勝。
どう考えても異例なことだわ。
私としてはCランクの試験を受けさせてもいいと思うのだけれど、いろいろと周りが面倒なのよね。」
そりゃ~反対する人はいるだろうな。
特にやたら自分に自信があるベテランや、新人からは反対の声が出てくるだろうな。
いや、新人の冒険者の場合は嫉妬から来るものもあるか。
「いや、俺もそんなに急ぎでランクを上げたいわけではないので大丈夫です」
「そうなの? それならそれでいいのだけれど。それと話からずれてしまうけどちょっといいかしら?」
「なんでしょうか?」
「あなたの本当の名前、ゼルート・ゲインルートよね」
っ!! なんでバレているんだ!? 貴族らしい行動はそんなにとっていないはずだ。
冒険者特有のネットワークかなんかで調べられたのか? でもそんなに警戒されるほど大きな問題は起こしていない筈だが・・・。
とりあえずここで嘘をついても特は無さそうだし素直に答えておくか。
「確かに俺はゼルート・ゲインルートです。素性を隠してギルドに登録をするのは不味かったでしょうか?」
「いいえ。そんなことはないわよ。素性を隠したのは、貴族絡みの面倒事に巻き込まれたくなかったからかしら」
「そんなところです」
「なら大丈夫よ。たまにそういう人もいるみたいだから。それと、なんであなたの正体がわかったのか教えてあげるわ。
ご五年程前に王都で毎年開かれる貴族達の子供達をお披露目するパーティーで、子供同士の決闘があったという話を聞いたの。ただの決闘だけならその前の年もそのまた前の年にもあったからそんなに珍しいことではないと思っていたの。
でもその内容がとても面白かったわ。
喧嘩を売ったのは男爵家の子供よ。それに喧嘩を売った相手は侯爵家。決闘に負ければ家が没落するどころではなく、一家全員が奴隷になってもおかしくはないことよ。
賭けの内容も面白かったわ。賭けの内容は一家の全財産。それも提案したのは男爵家の子供。
次は一対一の決闘ではなく三対一という変則ルール。
まずこのルールからして、喧嘩を売った男爵家の子供の方が不利に見えるのは明らかだわ。
しかも侯爵家の子供は魔法に関しては、とても才能があるとも言われていたらしいし、ますます不利な状況よ。
でも男爵家の子供はそんな状況を物ともせず一撃も食らわずに圧勝。
それに途中からは侯爵家の子供とその取り巻きの二人に、誰も見たことがない魔法・・・・・・ブレットという魔法? で男の局部を何回も攻撃し最後はその攻撃の強化版、確かマグナムだったかしら? それで止めをさした。
本当に面白くてたまらなかったわ」
こと細かく伝わりすぎだろ!!!
でも内容が内容なだけ話が広まるのも早かったってことか・・・。
「それと先ほど話したあなたが決闘と喧嘩で、冒険者達の倒しかたが一緒だったから多分一緒の人物だろうと思ったのよ」
「・・・・・・全部ギルドマスターの推測道理です。それで何か俺に罰でも?」
「いいえ、それはさっきも言ったとうりなにもないわよ。それよりもランクのことは融通しなくても本当にいいのね」
「ええ、大丈夫ですよ。ゆっくり楽しみながら行きたいんで」
一気にランクが上がったら余計に面倒事が来そうだしな。
「そう。ふふ、面白い考えね。普通の人なら断らないのに」
「そうかもしれませんね。 それと俺としては次の問題に移ってほしいんですが」
「そうだったわね。なら次の問題に移りましょうか」
ランクか、確かにイルーネさんの話し方的だと俺は新人らしくない記録を出しているらしいからな。
「まずあなたのランクはEランクにアップよ」
「Eランク? Fランクじゃないんですか?」
「あなたの功績を考えれば当然のことよ。それに決闘ではDランクの冒険者に、酒場では酔っているとはいえCランクの冒険者との喧嘩に圧勝。
どう考えても異例なことだわ。
私としてはCランクの試験を受けさせてもいいと思うのだけれど、いろいろと周りが面倒なのよね。」
そりゃ~反対する人はいるだろうな。
特にやたら自分に自信があるベテランや、新人からは反対の声が出てくるだろうな。
いや、新人の冒険者の場合は嫉妬から来るものもあるか。
「いや、俺もそんなに急ぎでランクを上げたいわけではないので大丈夫です」
「そうなの? それならそれでいいのだけれど。それと話からずれてしまうけどちょっといいかしら?」
「なんでしょうか?」
「あなたの本当の名前、ゼルート・ゲインルートよね」
っ!! なんでバレているんだ!? 貴族らしい行動はそんなにとっていないはずだ。
冒険者特有のネットワークかなんかで調べられたのか? でもそんなに警戒されるほど大きな問題は起こしていない筈だが・・・。
とりあえずここで嘘をついても特は無さそうだし素直に答えておくか。
「確かに俺はゼルート・ゲインルートです。素性を隠してギルドに登録をするのは不味かったでしょうか?」
「いいえ。そんなことはないわよ。素性を隠したのは、貴族絡みの面倒事に巻き込まれたくなかったからかしら」
「そんなところです」
「なら大丈夫よ。たまにそういう人もいるみたいだから。それと、なんであなたの正体がわかったのか教えてあげるわ。
ご五年程前に王都で毎年開かれる貴族達の子供達をお披露目するパーティーで、子供同士の決闘があったという話を聞いたの。ただの決闘だけならその前の年もそのまた前の年にもあったからそんなに珍しいことではないと思っていたの。
でもその内容がとても面白かったわ。
喧嘩を売ったのは男爵家の子供よ。それに喧嘩を売った相手は侯爵家。決闘に負ければ家が没落するどころではなく、一家全員が奴隷になってもおかしくはないことよ。
賭けの内容も面白かったわ。賭けの内容は一家の全財産。それも提案したのは男爵家の子供。
次は一対一の決闘ではなく三対一という変則ルール。
まずこのルールからして、喧嘩を売った男爵家の子供の方が不利に見えるのは明らかだわ。
しかも侯爵家の子供は魔法に関しては、とても才能があるとも言われていたらしいし、ますます不利な状況よ。
でも男爵家の子供はそんな状況を物ともせず一撃も食らわずに圧勝。
それに途中からは侯爵家の子供とその取り巻きの二人に、誰も見たことがない魔法・・・・・・ブレットという魔法? で男の局部を何回も攻撃し最後はその攻撃の強化版、確かマグナムだったかしら? それで止めをさした。
本当に面白くてたまらなかったわ」
こと細かく伝わりすぎだろ!!!
でも内容が内容なだけ話が広まるのも早かったってことか・・・。
「それと先ほど話したあなたが決闘と喧嘩で、冒険者達の倒しかたが一緒だったから多分一緒の人物だろうと思ったのよ」
「・・・・・・全部ギルドマスターの推測道理です。それで何か俺に罰でも?」
「いいえ、それはさっきも言ったとうりなにもないわよ。それよりもランクのことは融通しなくても本当にいいのね」
「ええ、大丈夫ですよ。ゆっくり楽しみながら行きたいんで」
一気にランクが上がったら余計に面倒事が来そうだしな。
「そう。ふふ、面白い考えね。普通の人なら断らないのに」
「そうかもしれませんね。 それと俺としては次の問題に移ってほしいんですが」
「そうだったわね。なら次の問題に移りましょうか」
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コメント
ノベルバユーザー326920
どっちも喧嘩を売ったことになりますね、