神王のスローライフまで
第一章第28話 会議
「そうだ。」
「もちろん、僕達はリルのことが大事だから、つれていきたいけど。
華楓はどっちが良い?」
「私も、リルと一緒に冒険したいな。
まだ私達は、この世界に来てからあんまりだし、もちろんリルと一緒にりゅうくんとの...... 生活もしたいし。」
?最後の方が聞き取れなかったな。
まあ、華楓も一緒にリルと冒険したいって言ってるからこちらとしても嬉しいけど。
認めてくれるかな?
「ラリティア王国としては、反対だ。」
やっぱりか...... 
「だが、私自身の親の立場からいえば、大賛成だ。」
「!」
驚き顔のリル。
さっきまで暗い顔をしていたからな。
多分親が許してくれないと思ってたんだろうな。
「もちろん、ラリティア王国は何か理由をつけないといけないののだが...... 」
理由。
並大抵のことは絶対に駄目だろう。
それこそ、偉業を成し遂げないといけない。
「もちろん、1つだけ偉業に近いモノはある。」
「えっ?なんかしましたっけ?」
「私の妻リアス。リアスシアを謎の呪いと黒死病を治してくれただろ?」
「ああ!ですが、それだけだと足りないんじゃ?」
「そこで、だな。龍一よ。お主、黒死病の特効薬の理論を完成できないか?
パーフェクトヒールはどんな風に治療すれば良いのかなどがわかると言われているんだが。
どうだ、できないか?」
「えっ、いやいや。理論を書くとしてもわからないかも知れませんよ?」
「できれば、分かりやすいようにしてほしいんだが。大丈夫だろう。
せめて、どんな材料を使うのかを教えてほしい。」
「............ わかりました、明日の出立パーティーまでですよね?期限は」
「すまんが、そういうことだ。」
「リルも良い?俺達についてきてくれるか?」
「はい!私は龍一様についていきます。」
「ああ、リルあのさ。俺のことを龍一様じゃなくて様をつけないで龍一って読んでくれないかな?せっかくの婚約者なのにリルだけ龍一様ってのは、居心地が悪くて。」
「~っ!ありがとうね。龍一!」
「っ!」
ヤバイ。今までのなかで、一番カワイイ笑顔だよ。
萌え死にするかも。
「やったね、リル!後、私も様付けじゃなくて読んでね。」
「わかったわ。華楓!」
よかった~。
リルを置いていけって言われたら悲しかったけど、俺が頑張って書けば良いもんね。
よし、頑張るか。
「それじゃ、よろしく頼むよ。龍一君」
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コメント
グランアース
小説家を誉めようさん、主人公が親のことをおを付けて呼ぶ理由は、主人公が小さい頃にいなくなったのも含め親にたいして甘えたいと言う理由でおを付けている設定です。
ちなみに、公衆の前ではおをつけることはないと思います。