神王のスローライフまで

グランアース

第一章第30話   リルの気持ち

「で、できたー。」

朝日が昇る今日。
一晩中俺は、紙と向き合っていた。

もちろん、リルをつれていくためであり負けるものかって勢いで書いていたのだが。
さすがに一晩中書き続けるのは、精神的にきついのだ。 

例え体が神王となったとしても、精神は変わらないのである。

「あー、早くベットで休みたい」

そう思い、部屋にあるベットに向かうのだが、そこには華楓、リル、そしてラルまでがこのバカデカイベットで寝ていたのである。

もちろん、キングベットなのでこの四人が寝ても余裕がある。

龍一は、そんなことを考えながら別に婚約者と従者だから大丈夫だろうと思い。
泥のように眠った。





「ふあ~~」

「あっ、やっと起きたねりゅうくん。」

「お疲れさまです。龍一」

目を覚ますとそこには、華楓とリルがいた。

ラルがいないのは、仕事をやりにいったのであろう。

窓とはいっても俺達からは窓とは言えないガラスからは、今の時間が昼頃だと光が教えてくれる。

「おはよう、華楓、リル」

「「おはよう、りゅうくん(龍一)」」

「朝までかかったけど、完成したよ。リル」

「あ、ありがとうございます。
 でも体調には、気を付けてくださいね?」

「ごめん、ちょっと夢中になって
   できるだけ気を付けておくよ」

「りゅうくん、お昼はどうする?」

「ああ、なんかつまめるモノをもらおうかな。」

「わかった。じゃあ取って来るね」



「りゅ、龍一」

「どうした?リル」

「私達って婚約者ですよね?」

「ああ、そうだが。」

「いえ、まだ夜の相手はけっ...... の後、が良いと思うんです。」

「急にどうした?」

俺自身も、かなり焦る
急にリルが夜の相手はーとか言うけど真っ昼間から話すことはないと思っていた。

「ですから、ききききキスは何と言いますか、ええと」

ああ、そういうことか。
多分リルは華楓と一緒にいるけど自分は、愛してくれるのかって不安なんだろう。

なら俺は...... 

「ー!」

しばらくの間リルと重なる

「ぷはー、始めてのキスって甘いものなんですね。」 

「そうだ、どうだ?気持ちは収まったか?」

「もう一回したら収まります!」

「!」

今度はリルからきた

「ぷはー、ありがとうね。龍一不安だったけど安心したよ」

「そうか、今度はもっと良い場所でな。」

「はい!」


「持ってきたよー。あっ!」

「華楓、私満足できました。」

「おっ!よかったじゃん!」

えー、もしかして。華楓も知ってたのかな?

























昨日夜は女子会があったとは、主人公は気づかないかも、知れない

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コメント

  • サトゥー

    教会の時みたいにしたら便利だったのに

    0
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