転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

21話 初授業

あの後は特に何事もなく次の日

ベル「おはようみんな」

テレス「あ、ベル君おはよう」
ミーファ「ベル君おはよう」
レミア「おはようベル君」

学園へ着くと直ぐに3人を見つけたため朝の挨拶をした

ベル「今日の初授業は何するんだろ?」

テレス「さぁ?分からない」
ミーファ「とりあえず行こうよ」
レミア「何やるんだろうね」

みんなで教室に行って待っていた

エリアス「じゃあ授業始めるぞー」

そしてエリアス先生と女の人が入ってきた

エリアス「最初の授業は今日からの学園生活で共に生活するパートナーを召喚魔法を使って呼び出してもらう。もちろん今は契約しておいて、卒業したら契約解除してもいい。じゃあ召喚魔法に関してはリスタ先生お願いします」

生徒達は「どうしてパートナーが要るんだろう?」や「どんな子が出てくるかな?」など、様々な声を上げていた

リスタ「分かりました。皆さんこんにちは、私は魔法科の主に召喚魔法を専門にしているリスタです、よろしくお願いします」

生徒達「お願いします」

軽く挨拶をした

リスタ「じゃあ早速召喚魔法の説明からするわね、まず召喚魔法は普通の魔法とは異なります、魔法と名前がついてはいますがやってること自体は魔術なんですよ、なのでこの魔法陣を使って召喚します」

召喚魔法に使うための魔法陣の書かれた紙を見せた

リスタ「知らない子もいるかもしれないから一応説明ね、魔法は自分の魔力を使って魔法陣を生成して魔法を発動します、一方魔術は紙などに予め魔法陣を書いておき、その魔法陣に魔力を流すことによって魔術を発動できます」

ハンク「じゃあ魔法で発動したファイヤーボールと魔術で発動するファイヤーボールは何か違うんですか?」

1つの質問を投げた

リスタ「発動するファイヤーボール自体は全く同じですね、ですが例えば魔力を100消費して発動した場合魔法と魔術で威力が異なります、どうしてでしょう?」

ハンク「?……分かりません」

リスタ「これが本題では無いので答えます、魔法は発動する際に魔法陣を生成するために魔力を使い、さらにその生成した魔法陣を発動するためにさらに魔力を使います、なので発動するファイヤーボールには70~80程の魔力しか込められていません。ですが魔術は予め紙に魔法陣を書いているため魔法のように魔法陣を生成する魔力がいりません、なので魔法陣に魔力を流すだけで魔法が発動します、その為込めた魔力がそのまま魔法の威力になるんですよ」

ハンク「へぇ〜、じゃあ魔法より魔術の方が強いのにどうして魔法の方が広まってるんですか?」

一般的には魔術はほぼ広まらず、魔法だけが世界中に広まっているため、ハンクは疑問に思ったことを問いかけた

リスタ「それは簡単ですよ、単純に魔法陣を正しく書ける人が少ないのと、あと魔法陣を書くのがめんどくさいからですね。なので魔術より魔法の方が広まってるんです」

ハンク「そうなんですね、魔法陣を書くのがめんどくさいとは言いますが、魔法陣を1度書けばずっと使えるってわけじゃないんですか?」

リスタ「同じ魔法陣をずっと使うのは不可能ですね」

ハンク「そうなんですか?」

不思議そうにしていた

リスタ「はい、例えばファイヤーボールを消費魔力10くらいの低威力で打ち続けるなら何度も使うことは可能でしょう、ですが魔法を使う場面では基本的に威力が求められるはずです、なので威力をあげるために魔法陣に魔力を沢山込めます、そうすると1度は魔法が発動しますが魔法陣が負荷に耐えられずに紙ごと消滅してしまいます」

ハンク「何度も使えないから人気がないってことですか?」

リスタ「そういうことになりますね」

言い切ってしまった

ハンク「じゃあ最後に魔法と魔術の使い分けってなんなんですか?」

リスタ「そうですねぇ、魔法は何も持っていなくても魔力さえあればいつでもどこでも使えるのか魅力ですね、ですがその分消費魔力が多いですね。魔術は暇な時とかに予め魔法陣を書いておけば普通の魔法の半分くらいの魔力で魔法が発動できるのが魅力ですね、ですが予め書いておかないといけないため何も持っていない状況などでは一切使えません。この辺りが魔法と魔術のメリットデメリットですね」

魔法と魔術の違いについてざっくり説明してくれた

ハンク「聞いてて思ったんですが、魔法陣を書く時って魔力とか使わないんですか?」

リスタ「使いますよ?」

ハンク「使うんですか!?」

驚いているようだ

リスタ「はい、まぁ使うと言っても魔法陣の大きさによりますが、ファイヤーボールなら1つの魔法陣に10くらいですけどね」

ハンク「他に特殊な魔法具とかいらないんですか?」

リスタ「はい、紙も魔法陣を書くためのインクも普通ので構いません、なので魔法陣を書く腕と少しの魔力があれば誰でも魔法陣を書くことができますよ」

ハンク「わかりました、ありがとうございます」

そう言って深く頭を下げていた

リスタ「はい、構いませんよ。それでは召喚魔法に戻ります、召喚魔法はこの紙に魔力を込めれば込めるほど強い子が召喚できます、とりあえず私がやってみるから見ててね」

そういうとリスタ先生は召喚用の紙を机に置き魔力を込めた
少しすると魔法陣から黄色の煙と共に小さくて背中に羽が生えた人のようなものが出てきた

リスタ「できましたね、この子は精霊と言って召喚できる種族の1人です。ちなみに召喚できるのは天使、悪魔、精霊、龍とその他ですよ、じゃあこの紙を全員に配るから貰った人は何人かのグループを作って召喚していってね、もし何かあれば叫んでくれたらすぐ行くから」

{その他とは天使、悪魔、精霊、龍以外に強い者や犬や猫に近い魔物や鳥系や蜘蛛などの子達が出てくる。ちなみに定番の魔王などはその他に入るよ}

すぐにみんなに召喚用の紙が配られ、各自やり始めた

ベル《ピクシー、ここでやったらまずいよね?》

ピクシー《はい、マスターは魔力の調整が下手くそなのでやばいものが出てきて騒ぎになりかねませんよ》

ベル《地味に酷いな……じゃあ僕の周りに認識阻害の魔法かけとく方がいいか》

ピクシー《その方が良いかと、あと少し魔力を抑えた方がいいですよ、マスターにできるかは知りませんが》

ベル《やれるだけやってみるよ、ありがとう》

そう言ってベルは自分の周りに認識阻害の魔法をかけた

ベル「さて、やるか」

ベルは紙に魔力を込めていき、少しすると紙から地面に魔法陣が移った、移った魔法陣は直ぐに紫色の魔法陣に変化し、その魔法陣から紫の煙が溢れてきた
{今回込められた魔力量は前回の半分くらい}

?「我を呼び出したのは貴様か」

出てきたのは額に黒い角を2本生やしている魔族だった

ベル「そうだよ、契約してくれる?」

魔族「何故我が人間のような下等種族に従わなければならんのだ」

出てきた魔族は偉そうに上から目線でそう言った

ベル「じゃあどうしたらいいの?」

魔族「我を召喚できたということはそこそこ力があるのだろう……ではこうしよう、我と戦って貴様が勝ったら契約してやる」

ベル「じゃあここに入って」

ベルは空間魔法で簡単に異空間を作った

魔族(人間が使うには難易度が高い空間魔法をいとも容易く使うか)
「わかった」

2人は異空間の中に入って戦ったが、魔族は数秒でベルにボコられていた

魔族「わ、わかった…もういい降参だ、我はお前と契約しよう」

ベル「わかった、ありがとう」

魔族「我は名前があるからそれでやってくれ、一応自己紹介しておこう、我は魔王フォーメルダだ」

ベル「わかったf……って魔王なの!?」

フォーメルダ「なんだ気づいてなかったのか?」

ベル「うん、とりあえず鑑定してみる」
『鑑定』

そして鑑定結果

[名前] フォーメルダ
[年齢] 439
[種族] 魔族
[性別] 男
[職業] 魔王
[レベル] 463
[HP] 865,318,500/865,318,500
[MP] 55,400,000/55,400,000
[物理攻撃力] 4,650,000
[物理耐性] 980,000
[魔法攻撃力] 84,500,000
[魔法耐性] 34,700,00
[素早さ] 78,000
[運] 200
------- 
[称号] 歴代最強の魔王  歴史上初の人族と戦争をしない魔王  邪神以外の加護を持ちし者
[魔法] 火  水  風  闇
[通常スキル] 
魔力操作Lv10
身体強化Lv8
剣術Lv6
体術Lv8
闘術Lv10{戦いに関する色々、フェイントやステップなどを含む}
魔力回復量上昇Lv10
魔力回復速度上昇Lv10
高温耐性Lv3
低温耐性Lv4
感電耐性Lv5
打撃耐性Lv7
魔法耐性Lv10
精神耐性Lv2
威圧耐性Lv3
毒耐性Lv5
混乱耐性Lv10
[特殊スキル]
隠密
偽装
思考加速Lv5
限界突破
魔眼(麻痺  洗脳  威圧  鑑定)
飛翔
成長速度上昇
ステータス補正
収納アイテムボックス
------- 
[加護] 
魔法神の加護Lv3
邪神の加護Lv5

と言った感じだ

ベル「歴代最強なんだね」

フォーメルダ「我もよくわからんがそうみたいだぞ」

ベル「よく分からないって……ところでほんとに人間を襲わないの?」

フォーメル「理由か?そうだな、争っても何の得もないからだ」

ベル「そうなんだ、じゃあ契約しようか」

フォーメルダ「わかった」

契約をした……というか召喚魔法で召喚した者と互いに契約を認めた際に自動的に契約される

ベル「じゃあとりあえず戻ってもらえる?」

フォーメルダ「わかった、ちなみに我に勝った主様はこれから魔王ですよ」

ベル「…え!?魔王って魔族じゃないの!」

フォーメルダ「それは単に魔王に勝てる人間がいなかっただけだ、魔族は実力が全てだからな」

ベル(めんどくさい事になったぞ?)
「そうなんだ、学園が終わったらとりあえず魔王城に行くよ」

自分が魔王になったことにあまり興味が無いようだ

フォーメルダ「分かりました、ではまた」

そして煙と共に消えていった

ベル《何か召喚しとかないと怪しまれるよね》

ピクシー《召喚魔法を使うと何かしらは必ず召喚されますのでそうですね》

{何かしらとは、例えば最弱の魔物と名高いスライムなども出てくるよ。もちろん強いスライムも存在する}

ベル《どうしよう》

ピクシー《でしたら簡単に超級の精霊を呼び出してはどうですか?マスターなら可能ですよ》

ベル《なるほど、先生達も僕の魔力が強いのを知ってるからある程度高いやつね、わかった》

そしてベルは超級精霊を指定して召喚魔法を使った

ベル「こんにちは精霊さん、僕はベルドだよ、よろしくね」

精霊「こんにちは、これからよろしくご主人!」

元気に答えていた

ベル「わかった、じゃあ君の名前はルビナだ」

ルビナ「うん、ありがとう。あと契約するのはいいんだけど、精霊王様の香りがするんだけどどういうことなの?」

{神級はその種族の王に当たります}

ベル「ん?……あ、そっか精霊王って精霊の1番上だったね」

ルビナ「そうだよ、精霊王様はすっごく強いんだよ!それなのに最近誰かに召喚されちゃったんだけどね」

ベル「ごめん、それ僕だ」

ルビナ「ほんとに!?」

驚いているようだ

ベル「うん」
『セレナ 召喚』

セレナ「どうしたの?ご主人」

ベル「学園の授業で召喚魔法のやつがあって、それで召喚された精霊が精霊王様の香りがするって言うからさ」

セレナ「そうなんだ、じゃあこの子が?」

ベル「そうだよ」

ルビナ「精霊王様!お久しぶりです」

セレナ「うん久しぶり、ご主人は優しいからご主人に召喚されて良かったね」

ルビナ「はい!」

ベル「とりあえず続きは家に帰ってからにしてね」

セレナ「わかったよ、じゃあまた家でね」

ルビナ「はい!」

セレナを家に帰した

ベル「一応言っとくけど、誰かに言ったら言い付けるよ?」

少し圧をかけながらそう言った

ルビナ「わ、分かりました!」

敬礼しながらそう答えていた

ベル「よろしい、じゃあ戻ろうか」

ルビナ「はい」

元の教室に戻って認識阻害の魔法を解いた

テレス「ベル君は何が出てきたの?」

ベル「僕はこの子がでてきたよ…ね、ルビナ」

ルビナ「はい」

テレス「ベル君は精霊なんだ、私も精霊だったよ…ね、フィルナ」

フィルナはテレスの頭の上をグルグルと回った

テレス「なんでベル君の精霊は喋るのに私の精霊は喋らないんだろ?」

ベル「それは僕も知らない、先生に聞いてみよ?」

テレス「そうだね」

そしてベルとテレスで先生のとこに行った

テレス「リスタ先生」

リスタ「ん?どうしたの?」

テレス「ベル君の精霊は喋るのに私の精霊は喋らないんですけど、どうしてですか?」

リスタ「精霊の階級の差だね、喋れる子は超級以上で喋らないのが上級以下だよ。精霊以外の天使や悪魔は何故かどの階級でも喋れるみたいなの、でもこの辺はまだ解明されてない。じゃあベルド君の子は超級か、このクラスで1番かな?」

テレス「そうなんですか、ありがとうございます」

リスタ「はーい、またなにかわからなければいつでも聞いてね」

その後ミーファとレミアと合流した

ミーファ「テレスとベル君は精霊なんだね、私は天使だったよ…ね、ネスト」
ネスト「はい」

ミーファの召喚した天使は可愛い感じの男の子の天使だった

レミア「私も天使だったよ…ね、ルネア」
ルネア「はい主様」

レミアの召喚した天使はお姉さん感のすごい女の子の天使だった

テレス「なんか綺麗に別れたね」

レミア「そうだね」

ベル「ちょっと天使の人達と話してみたいからルビナと話しててくれる?」

テレス「わかったわ」
ミーファ「うん」
レミア「わかった」

ミーファとレミアが少し離れたのを確認して契約天使の2人とベルを囲うように消音の結界を張った
{消音は音を外に漏らさなくする結界}

ベル「さっき僕を見た時ハッ!ってなってたけど君達は分かるの?」

2人はベルを見てすぐに一瞬だが驚いたような顔をしていた

ネスト「天使王様のことですか?」
ルネア「天使王様のことですか?」

ベル「やっぱり分かるのね」

ネスト「はい」

ベル「このことは誰にも言わないでね?じゃないと言いつけるよ?」

ネスト「わかってますよ」
ルネア「わ、わわわ、分かりました!」

ネストはとても冷静のようだが、一方ルネアはとても慌てていた

ベル「誰にも言わなかったら言いつけないから安心してね、それと君たちの主人は全力で守ってくれると嬉しい、僕の婚約者だからね」

ネスト「分かりました、ミーファ様に頂いたこの名にかけても全力で守ってみせます」
ルネア「分かりました、レミア様に頂いたこの名にかけても全力で守ってみせます」

2人は片手を胸の前に置き、そう宣言した

ベル「わかった、じゃあそろそろ行こうか」

ネスト「はい」

そして魔法を解いた

ベル「ただいま」

テレス「あ、おかえりベル君」
ミーファ「何話してたの?」

ベル「いや、しっかり主人を守ってあげてねって言ってきただけだよね?」

ネスト「はい」
ルネア「はい」

テレス「そうなんだ」

ベル「フィルナもテレスのことしっかり守ってあげてね」

そして返事の代わりにベルの頭の上をグルグルした

エリアス「みんな終わったな、今日はこれで解散だからまた明日な、明日からは本格的な授業が始まるから15時くらいまで学園だ、だから覚えとけよ」

そして解散になった

テレス「ベル君一緒に帰りましょ?」
ミーファ「ベル君一緒に帰ろ?」
レミア「ベル君一緒に帰ろうよ!」

3人で一緒に帰るとテレスの馬車でみんな仲良くお城へ直行コースになる

ベル「ごめん、今日は行くとこあるから、また今度ね」

テレス「そうなんだ、じゃあ今度一緒に帰ろうね」

3人は少ししゅんとしていた

ベル「うん、もちろん!」

ミーファ「私たちもね!」

ベル「みんな一緒にね」

テレス「じゃあまた明日ね」

ベル「うんまた明日」

そして直ぐに家に帰って準備をした

ベル『フォーメルダ 召喚』

フォーメルダ「御用ですか?」

ベル「うん、学園が終わったから行こうと思ってね」

フォーメルダ「分かりました、先に行って準備をしてきます」

ベル「わかった」

そしてフォーメルダは煙と共に消えた

ベル(さて魔王城に行きますか……っと、その前にどこなんだろ)

ピクシー《何故か聞かなかったんですか》

ベル《忘れてた》

ピクシー《しょうがないですね、私が座標と周囲の風景をマスターの頭に送りますね》

ベル《わかった、ありがとう》

そして魔王城の風景を受け取った

ベル『転移』

そして転移で魔王城に向かった




また茶番

《前回何故私を出さなかったんですか?》

その声はトーンが落ちていた

「仕方ないじゃん、眠くて頭回ってなかったんだから」

《じゃあ今回だけですよ?次からはちゃんとしてくださいね、これで体調を崩されたらたまったもんじゃありません、私どころかマスターも出なくなるじゃないですか》

「分かりました、次からはしっかりします、はい」

《じゃないと、ほんとに黒歴史暴露しますからね》

「は、はい」

この作品中で一番偉いはずの作者はピクシーには勝てなかった

コメント

  • DIY熊本

    喋れるのは超級以上、ヒロイン3人が喋る奴を呼んでいて、主人公も超級を呼んでいるのに何故主人公が1番なのかが理解出来ない(これは自分だけか⁉︎)

    0
  • ノベルバユーザー384857

    ピクシー最強w

    1
  • ノベルバユーザー287797

    とりあいずじゃなくてとりあえずですよ

    0
コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品