転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

26話 冒険者登録

この辺りから比較的緩やかに進んでいきます




ベルは今、部屋でこれから何をしようか考えていた

ベル(何しよ、暇すぎる!)

ベルは暇すぎてベッドに横になりだらーんとしていた

ピクシー《……何故そんな暇か分からないんですか?》

ベル《どういうこと?》

ピクシー《せっかく10歳になったんですから冒険者ギルドへ行ってみては?》

ベル《……あ!そうだった!10歳になったから冒険者登録できるのか!》

ピクシーのその言葉を聞き、ベルは勢いよく飛び起きた

ピクシー《はい》

ベル《じゃあ急いで準備しよ、のんびりしてる場合じゃない!》

ピクシー《はぁ……そんなに急いでもギルドは逃げませんよ?》

ピクシーが呆れなが言った

ベル《だってあのギルドだよ?テンプレがあったりするし、それにやっと邪魔な魔物の素材が売れる!》

ベルの無限収納の中には大量に魔物が入っている
{4話で使った魔法で倒した魔物達}

ピクシー《そうですか、テンプレ…あるといいですね》

ピクシーは興味無さそうにそう答えた

ベル《あるよ、だってここ異世界だし、それに僕は最強の神だよ?その位は起こせる、いや起こしてみせる!……まぁやれるかは知らないけど》

ピクシー《できます、ですが世界のバランスが崩れる可能性があるので私がその効果を封印しておきます》

ベル《マジ?……って、その前に僕に解けない封印って何それ強過ぎない?邪神封印したやつより絶対強いじゃん!》

ベルは驚いたように答えた

ピクシー《そうですね、強さは知りませんがマスターだけは解けませんね》

ベル《僕だけ!?……もういいや、めんどくさいから早くギルド行こ》

ベルはこの茶番に飽きたようだ

ピクシー《そうですね》

そしてベルは直ぐにギルドへと向かった

ベル「ここへ来るのは2回目か、でも中はまだ入ったことないから楽しみ!」

ベルはわくわくしながら中に入ると、入口から見て左側が酒場、冒険者と思われる人達がわいわいお酒を飲んでいた。右側には掲示板と階段があり、入口から正面には受付があった

ベルは3つある受付の真ん中に並んだ

順番を待って数分後

受付「次の方どうぞ」

ベル「あ、はい」

受付「どのようなご要件ですか?」

ベル「10歳になったので冒険者登録をしに来ました!」

受付「そうなんですか、おめでとうございます。ではこの紙にh」
?「おいおい、ここはガキが来るとこじゃねぇんだよ、さっさと帰ってママの乳でも飲んでな!」

突然スキンヘットのごついおっさんが絡んできた

ベル(これもしかしてテンプレ!?もしかしなくてもテンプレだよね!)
「どうしてですか?」

心の昂りをどうにか抑えて普通に問いかけた

おっさん「そんなもんここは子供の来るとこじゃないからだよ」

ベル「でも冒険者登録は10歳になったらできるはずですけど……あ、もしかして知りませんでした?」

ここぞと言わんばかりに煽り始めた

おっさん「知っとるわ!そうゆうことじゃなく、こんな所にガキがいると邪魔なんだよ!」

ベル「じゃあ他のとこに並んでくださいよ、僕に文句を言うより簡単ですよね?」

おっさん「なんだと?俺に口答えするのか?」

少し前かがみになってベルを見下ろすようにしておっさんは圧力をかけてきた

ベル「だってさっさとどっかいってくれないと楽しみにしていた冒険者登録ができないですから」

おっさん「そうかい分かったよ、口答えするやつには教育が必要だな」

そう言っておっさんはベルに向かって殴りかかった

だが、おっさんの拳はベルによって片手で簡単に止められた
その瞬間、周りが一気にざわめいた

おっさん「生意気だな、頭にきた!」

そう言っておっさんは背中に背負っていた剣を抜き、思いっきり切りかかってきた

だがこちらもベルが簡単に親指と人差し指でつまんで受け止めていた

おっさん「う、動かない!?離せクソガキ!」

おっさんは動かそうとしてるがピクリとも動かない

ベル「離したら切りかかってくるじゃないですか」

おっさん「いいから離せ!」

ベル「めんどくさいなー」

バリン!

ベル「あ、やべ」
(めんどくさくてイライラしてつい力入れすぎた、テンプレって見る分には面白いけど自分で体験するとめんどくさいことがわかった)

周りはと言うと、簡単に言うとドン引きである

おっさん「お、お前何をした!?」

ベル「え?ただイライラして力入れすぎたら剣が砕けた」

おっさん「普通は砕けねぇよ!」

ベル「今回はこれだけで許してあげる。もし次絡んできたら…頭でも潰してあげるからかかってきな」

ベルは少し声のトーンを落とし、手を握りながらそう答えた

おっさん「は、はい失礼します!」

そしておっさんは足早に帰っていった

ベル「登録お願いします」

受付「は、はい…大丈夫なんですか?」

ベル「え?」

ベルには「大丈夫なんですか?」の意味が伝わらなかった

ベル「……あ、はい。手は怪我してませんよ」

受付「そういうことではありません、あの人はあれでもBランクのはずなんですが」

ベル「あ、そっちですか……あれでBなんですね、案外弱い」

受付「あなたが強すぎるだけですよ」

ベル「そうなんですね、そんなことより登録お願いします」

受付(この子、自分がすごいことしてるの自覚ないのかな?)
「わかりました、この紙に名前と使える武器、使える魔法の属性、そして戦闘スタイルを書いてください」

ベル「はい、名前はベルドっと…武器はとりあえず剣でいいか、魔法は火と水と風と光で戦闘スタイルはオールラウンダーっと」

サササーっと手早く書いていった

ベル「できました」

受付「わかりました、確認します……属性が4つだなんて珍しいですね」

ベル「はい」
(全部書くとめんどくさい事になりそうだから、よく使いそうなやつだけだけど)

受付「ではこの水晶に触れてください」

受付台の下から水晶玉を取り出し、受付台に置いた

ベル「わかりました」

水晶玉の上に軽く手を乗せた

受付「……はい、ありがとうございます、少々お待ちください」

ベル「分かりました」

数秒後

受付「お待たせしました、こちらがギルドカードになります、カードを紛失しますと再発行に金貨1枚かかりますので無くさないでくださいね」

ベル「分かりました」

ベルはギルドカードを受け取り、若干ニヤつきながらギルドカードを眺めていた

受付「ギルドの説明はいりますか?」

ベル「いえ、大丈夫です」

受付「分かりました、ではまたのお越しをお待ちしております」

ベル「はい」

絡んできたおっさんのせいでベルに注目が集まっていたため、その日は何もせずに家に帰った

ベルが帰ったあとギルドでは

「ヤベー奴がきたな」

てな感じで噂になっていた

コメント

  • ノベルバユーザー384857

    主人公ワロタ(^○^)

    0
  • ノベルバユーザー366931

    なかなか楽しいですね頑張って続きを書き続けてください。私は書けないので羨ましいです笑

    0
  • みかづき

    頑張って!?まだ小学生位なら親に読んでもらってから投稿した方が良いかも。

    0
コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品