センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)

閃幽零×祝@自作したセンエースの漫画版(12話以降)をBOOTHで販売中

3話 100回目の転生



 魔王城の最奥にある研究室で、
 いかにもな邪悪系魔法使いの『ラムド』はニタニタと笑いながら、
 魔法陣に、フラスコの中の血を垂らした。


「ひひひひひ、ついに完成、これぞ理論上最高の召喚術……さぁ、どれほど強大な魔物が召喚されるかのう。楽しみじゃ」


 ラムドは、この世界で最高の召喚士。
 種族はリッチ。
 存在値は、驚愕の70(レベルは35くらいだが、最高位の召喚術が使えるので、存在値は高い)を超えている。


 ラムドは、この世界だと、魔王に継ぐ最強クラスのモンスター。
 とびぬけて頭が良かったこともあり、魔王城の宰相を任されている。


 趣味はカスタム召喚魔法。
 様々な方法で、強力なモンスターを召喚して使役する事が唯一の楽しみという変態。
 それがラムド。


 ラムドの趣味は実益を兼ねていて、脳筋バカの魔王がこの世界の半分を支配できるほどの軍勢を持つ事ができたのは、ほとんどラムドのおかげと言っていい。


 彼ら魔物の王は、本当に、ただのクソバカ脳筋。
 存在値90以上と、ハチャメチャに強いのだが、支配や統治に関する才能はゼロ。








 魔法陣が輝いて、グゥっと部屋の圧力が変わる。
 モクモクゥっと紫の煙が上がった。


 すぐに、その煙は霧散していく。
 魔法陣の上に立っていた男は、開口一番叫ぶ。








「もういい! 異世界転生、もう飽きた!」



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コメント

  • 閃幽零×祝@自作したセンエースの漫画版(12話以降)をBOOTHで販売中

    ノベルバユーザー450898さん、こちらこそ、読んでくださり、本当に感謝!
    4話だけではなく、ある特定の法則にしたがった数字の話数が抜けております。
    その辺の詳細に関しては、ネタバレになるので、ちょっと言えませんが、まあまあの伏線だったりしますw

    0
  • ノベルバユーザー450898

    作品を書いてくれてありがとうございますm(*_ _)m
    4話が無いのですがなにか仕様とかでしょうか?

    1
  • にせまんじゅう

    なるほどこんな感じか。

    0
  • 依存症

    100回目は魔王城からなんですね

    1
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