センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
28話 聖なる死神の剣翼。
28話 聖なる死神の剣翼。
センはボソっとつぶやきながら、右手の剣を横に薙ぐ。
それにより、センの背後で浮遊している剣の翼が、広範囲へ展開された。
「……話の腰を折られるのが『特別嫌い』って訳じゃない、が……不愉快にならない訳じゃない。『最後までちゃんと聞け』と命令する気はないが、『俺を不愉快にさせたらどうなるか』は、その身でキチンと思い知ってもらうぞ」
「偉そうな口を叩いていられるのも今のうちだ。お前は死ぬ。俺に殺される。そして、俺の『最強』が名実ともに証明される」
その言葉の直後、フッキは、瞬間移動でセンとの距離をつめようとする。
先ほどよりも、はやく、鋭く、『最適』を目指した最小・最短の動き。
襲い来る無数の『剣の翼』をアクロバティックに回避して、
空間にデコイの残像を残しながら、
数百手先を読みつつ、センとの距離を殺していく。
「愚かなお前に教えてやる! 『剣翼』の扱いなら、セイバーリッチに勝る者はない!」
フッキの叫びに呼応するように集まってきた深き闇は、輝きながら収束していく。
闇色に瞬く粒子を放ちながら、フッキの背後に、左右三本ずつ、
宙に浮かんでいる剣の翼が顕現した。
「これぞ、まさしく、聖なる絶望。この世界で最も強大な力! 『聖なる死神の剣翼』! さあ、聖なる死を迎えいれよ]
距離を殺し切って、センの懐に飛び込むと、
フッキは、剣翼を高速展開させて、センをメッタ刺しにしようとする。
――が、
「12点だな」
六本の剣翼による刺突だけではなく、デスサイズと聖剣も惜しみなく使って、最大火力をセンに叩き込もうとしたフッキ。
だが、そのすべてが、一本の剣で防がれた。
何がどうなって防がれたのか、フッキの目では追えなかったため理解する事も出来ない。
「残像が雑すぎ。動きに無駄がありすぎ。数百手ちょっとしか読んでいないから、当然、俺が用意した罠の道にもガッツリと引っ掛かる。まったく話になら……ん? おい、この剣翼、闇属性のままじゃねぇか。なにが、完全最適化だ。ハイドラと合わせたなら、神字で雷属性をプラスして速度上げろや。はい、10点マイナス。合計2点。ああ、ちなみに1000点満点な」
つらつらと採点しながら、センは、一歩踏み込んで、フッキの腹部に、
コツン、コツンと、軽くノックをするように左手で二発のカウンターをいれた。
すると、
フッキの全身にビリビリィっと何か電気のような衝撃が駆け巡り、
「ぬぃ……ぁ」
クラっとして、その場でフラついてしまう。
全身を駆け廻る、『痛み』ではない謎の重さ。
そのスキ丸出しの所に、センは、しかし追撃の手を加えず、
「……はぁ……おいおい」
溜息を一つはさんで、
「……『何をされたのか、考えてみましょう』のコーナーにうつろうかと思ったが、お前、その二段階前で渋滞しているな。セイバーと融合した割には、全体的にスペックがちょいと酷……いや、実際のところ、こんなもんか。……そうだな。どっちも無強化・無改造状態だもんな。普通に考えれば、そんなもんだよな。となると、もう少しレベルを落として、幼稚園児にも分かるようにしないとダメか……」
そこで、センは、フッキの頭部を掴んで、
ブンブンと左右に揺らし、
「はい、起きてくだちゃぁい。まだ、何も、はじまってすらいまちぇんよぉ」
たまにやってしまうシューリのモノマネ。
『バカにされている』と、相手にガツンと理解させることができる最上の一手。
「くぁっ!」
数度、オーラを注ぎ込まれながら頭を振られたことで、フッキの意識は元に戻った。
「はっ、離せぇえ!」
自分の頭を掴んでいるセンの手を振り払い、ダンッと地面を蹴って、後方へと飛ぶ。
「はぁ……はぁ……ぁ、ああ? なんだ、いまの……な、何をした……っ!」
「お前、最強なんだろ? なら、そのぐらい自分で気付いてみろよ」
「センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1,274
-
1.2万
-
-
5
-
0
-
-
30
-
135
-
-
26
-
75
-
-
176
-
61
-
-
115
-
580
-
-
66
-
22
-
-
7,718
-
1万
-
-
4,631
-
5,267
-
-
6,044
-
2.9万
-
-
0
-
0
-
-
183
-
157
-
-
1,576
-
3,510
-
-
1,093
-
1,830
-
-
5,039
-
1万
-
-
418
-
2,142
-
-
829
-
1,990
-
-
62
-
89
-
-
1,528
-
2,265
-
-
3,063
-
5,380
-
-
1,059
-
2,525
-
-
232
-
2,015
-
-
104
-
158
-
-
2
-
3
-
-
2
-
54
-
-
484
-
571
-
-
3,152
-
3,387
-
-
181
-
812
-
-
131
-
389
-
-
1,257
-
765
-
-
614
-
221
-
-
817
-
721
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
1,745
-
5,632
-
-
902
-
2,532
-
-
190
-
214
-
-
310
-
215
-
-
208
-
841
-
-
23
-
33
-
-
8,191
-
5.5万
-
-
395
-
2,079
-
-
161
-
757
-
-
15
-
3
-
-
15
-
42
-
-
1,339
-
2,106
-
-
1,034
-
1,714
-
-
753
-
1,088
-
-
2,684
-
7,182
-
-
1,295
-
1,425
-
-
1,301
-
8,782
-
-
408
-
439
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
527
-
588
-
-
159
-
267
-
-
3
-
24
-
-
6,675
-
6,971
-
-
4,922
-
1.7万
-
-
1,124
-
1,733
-
-
398
-
3,087
-
-
14
-
13
-
-
3万
-
4.9万
-
-
695
-
1,092
-
-
1,667
-
2,934
-
-
1,656
-
3,989
-
-
60
-
89
-
-
59
-
430
-
-
12
-
2
-
-
1,840
-
1,893
-
-
1,658
-
2,771
-
-
14
-
8
-
-
2,814
-
4,848
-
-
86
-
893
-
-
27
-
2
-
-
76
-
153
-
-
9,173
-
2.3万
-
-
4,126
-
4,981
-
-
2,799
-
1万
-
-
922
-
1,033
-
-
514
-
689
-
-
400
-
368
-
-
83
-
2,915
-
-
187
-
610
-
-
265
-
1,847
-
-
33
-
48
-
-
3,589
-
9,630
-
-
369
-
994
-
-
4,314
-
8,491
-
-
1,664
-
2,467
-
-
1,863
-
1,560
-
-
6,199
-
2.6万
-
-
3,190
-
5,064
-
-
547
-
854
-
-
1,000
-
1,512
-
-
2,431
-
9,370
-
-
31
-
32
-
-
1,798
-
1.8万
-
-
1,838
-
5,329
-
-
108
-
364
-
-
450
-
727
-
-
6,237
-
3.1万
-
-
7,474
-
1.5万
-
-
134
-
16
-
-
2,629
-
7,284
-
-
1,447
-
3,543
-
-
2,534
-
6,825
-
-
213
-
937
-
-
1,391
-
1,159
-
-
65
-
390
-
-
19
-
1
-
-
47
-
515
-
-
1,175
-
1,984
-
-
2,951
-
4,405
-
-
1万
-
2.3万
-
-
4,905
-
9,096
-
-
2,178
-
7,299
-
-
4,194
-
7,854
-
-
3,548
-
5,228
-
-
2,860
-
4,949
-
-
6,681
-
2.9万
-
-
664
-
2,340
-
-
244
-
179
-
-
428
-
2,018
-
-
116
-
17
-
-
910
-
1,926
-
-
5,469
-
6,129
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
2,713
-
3,670
-
-
3,224
-
1.5万
-
-
3,653
-
9,436
-
-
756
-
1,734
-
-
1,521
-
2,512
-
-
1,269
-
2,233
-
-
270
-
1,477
-
-
147
-
215
-
-
186
-
802
-
-
14
-
1
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
9,545
-
1.1万
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
9,173
-
2.3万
コメント